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ブックマーク / saebou.hatenablog.com (9)

  • 台湾で神様になってしまった日本の軍人をめぐるドキュメンタリー~『軍服を着た神様』(試写) - Commentarius Saevus

    『軍服を着た神様』を試写で見た。 www.youtube.com 文化人類学者である藤野陽平と監督である遠藤協のチームが台湾で神様として祀られている日の軍人たちについて取材する経緯を撮った作品である。台湾には民間信仰と結びついて日の軍人が祀られているお堂がけっこうあるそうで、さらに日に住んでいる軍人の一族も知らないうちに神様になっていたりするらしい。このふしぎな現象の経緯や理由を探るべく、お堂を管理している人たちに取材に行ったりするわけだが、そうした人たちに聞いてもいまいちなんでその軍人が祀られているのかよくわからなかったりする。お堂を管理している人はなんとなく頭の中で理屈があるらしいのだが、聞いているほうは「なんでそれとそれが結びつくの?」とか「なんでそこでいきなりこの人が神様になるの?」みたいになって???が増える一方だ。まあ信仰とはそういうものだと言ってしまえばそうなのだが、

    台湾で神様になってしまった日本の軍人をめぐるドキュメンタリー~『軍服を着た神様』(試写) - Commentarius Saevus
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    repunit 2026/08/17
  • ハムレットもしくは時をかけてない少女~『果てしなきスカーレット』(ネタバレあり) - Commentarius Saevus

    細田守監督『果てしなきスカーレット』を見てきた。 www.youtube.com 『ハムレット』がベースで、近世あたりのデンマークを舞台にした時代劇アニメである(中世警察:あれは中世ではないだろ…)。デンマーク王女スカーレット(芦田愛菜、ハムレットに相当)は父王アムレット(市村正親)を叔父クローディアス(役所広司)に殺され、復讐を誓うが失敗し、どうも死者の国っぽいところをさまようことになる。そこでもやはり復讐を求めるスカーレットは、ずっと後の時代の日の看護師だという聖(岡田将生)に出会うが… まず、話の前提として、私は1年に平均して5『ハムレット』あるいはその翻案を見ているシェイクスピア研究者である(ウソだろそんなに『ハムレット』やってるわけない…と思う人はこのブログの「ハムレット」タグをクリックしてください。友であり同胞である市民諸君、世の中は諸君が思っている以上に『ハムレット』で溢

    ハムレットもしくは時をかけてない少女~『果てしなきスカーレット』(ネタバレあり) - Commentarius Saevus
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    repunit 2025/11/28
  • いい加減、発達障害の人についてこういう映画を作るのはやめたほうがいいと思う~『新居浜ひかり物語 青いライオン』(試写) - Commentarius Saevus

    『新居浜ひかり物語 青いライオン』を試写で見た。自閉症の画家である石村嘉成の半生を描いたものである。山陽放送が作った地元映画みたいな作品だ。 www.youtube.com とにかくダメな作品である。石村嘉成の画家活動に関するドキュメンタリーならまあいいと思うのだが、子どもの時から現在までの話が回想フィクションパートみたいな感じでくっついており、ここが低品質な再現ドラマみたいな感じで全く要らない。演技もたいがいわざとらしいし、演出も安っぽい。療育に関する教育的な内容が含まれているのだが、登場人物が突っ立って療育について説明するだけみたいなところが多く、これなら療育の専門家へのインタビューを織り込んで全部ドキュメンタリーにしたほうがマシだったと思う。 さらに良くないと思うのは、この再現ドラマパートが基的に石村嘉成の母親にフォーカスしており、この母がすごい犠牲を払って息子を育てようとする様子

    いい加減、発達障害の人についてこういう映画を作るのはやめたほうがいいと思う~『新居浜ひかり物語 青いライオン』(試写) - Commentarius Saevus
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    repunit 2024/10/14
  • 須藤にわかさんの私に対する反論記事が、映画史的に非常におかしい件について - Commentarius Saevus

    先日アップされた私が『ダーティハリー』を批評したこちらの太田出版のエントリについて、須藤にわかさんという方が反論をしていました。 ohtabookstand.com note.com 簡単に説明すると、須藤にわかさんは私がアメリカンニューシネマ(1960年代末から70年代頃のハリウッド映画の新しい潮流をざっくり指す言葉)について嘘ばかり言っているとおっしゃっておられます。須藤さんがアメリカンニューシネマがお好きなのはわかりますが、これはまったく歴史的な経緯をふまえていない議論です。むしろ須藤さんのエントリのほうが、現在の映画批評で言われていることに比べるとだいぶ違うので、アメリカンニューシネマあるいはNew Hollywood(上記記事で触れているように、これは日語と英語では微妙にズレた意味で使われることもあると思いますが)について大きな誤解を招く可能性があると思います。私は基的に、先

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    repunit 2024/08/25
  • こんなにでかいものを人を殺すためだけに…アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館 - Commentarius Saevus

    アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館に行ってきた。3.5時間の英語のガイドツアーを予約し、途中で気分が悪くならないように朝は少なくし、昼も抜くという万全の準備で出向いた(以前、ベルリンのホロコーストメモリアルとロマ・シンティの弾圧祈念碑を見ただけで胃が痛くなったので、世界遺産の中で万一気分が悪くなると困る)。 夏なので大混雑で、予約なしで行くと並ばないと入れないらしい。英語とポーランド語のツアーは15分から30分に1回くらい開催されているが、この時期は予約しないと入れなかったりするらしい。通常ツアーでも3.5時間かかる。 入るとまずビデオを見る。このビデオが他言語で、入り口でもらったヘッドホンを脇に刺し、15種類くらいある中からわかる言語の音声を選ぶこともできる。日語は14番だった。 ヘッドホンを指す装置 そこからガイドツアーになるのだが、いろいろな言語のツアーが展開されているので、ガ

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    repunit 2024/08/08
  • 一番セックスしない奴が勝つスラッシャー映画~『首』(ネタバレ・下ネタ注意) - Commentarius Saevus

    北野武監督『首』を見てきた。 www.youtube.com 織田信長(加瀬亮)の家臣たちの権力闘争を軸に能寺の変とその後の展開を描いた時代劇である。史実に忠実かどうかはあまり考えず、家臣たちの憎々しく暑苦しい人間関係や策謀を描くことに重点を置いている(このへんちょっとコーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』に似ていると思った)。暴力描写も最初から最後までけっこうすごいが、笑うところはたくさんある。とくに豊臣秀吉(監督人)、羽柴秀長(大森南朋)、黒田官兵衛(浅野忠信)のやりとりはまるでコントみたいである。 一応時代劇…なのだが、なんか一番セックスしない奴が生き残るスラッシャーホラー映画みたいな作品である。スラッシャームービー(slashじゃなくてslasherのほう。まあこの映画はslashでもあるのだが)といえばセックスにふけるティーンエイジャーが殺され、性的に純潔なファイナルガール

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    repunit 2023/12/21
  • 「口だけ左翼」を意味する英単語まとめ - Commentarius Saevus

    突然だが、この間「プロ市民」とかいう言葉に出会ったので、突然思い立って「口だけ左翼」的な意味で使われる英単語を自分用に整理しようと思う。 Parlor pinks (「客間左翼」) …たぶん「口だけ左翼」あるいは「論壇左翼」?議論だけで実際に行動しない左翼の蔑称らしい。pinkは赤っぽい=共産主義的、という意味で使われるらしい。Pinkoだとたぶん日でいう「アカ」か。アメリカの表現かな? →方向性は逆だが、Chickenhawkと発想は同じだと思う。チキンホーク(タカ派チキン)は実際に戦争に行ったりしないのに好戦的な政策をとりたがる人のことを指す単語でたぶんアメリカ英語。 Champagne socialist(「シャンパン社会主義者」)…イギリスでよく使われる単語だと思うのだが、シャンパン=アッパーミドルクラスの飲む酒を飲んでいる社会主義者、ということで、ブルジョワ的に暮らしているが社

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    repunit 2023/02/22
  • 佐藤由美子さんの「日本語版ウィキペディアで「歴史修正主義」が広がる理由と解決策」について - Commentarius Saevus

    ここ数日よく読まれているらしい、佐藤由美子さんの「日語版ウィキペディアで「歴史修正主義」が広がる理由と解決策」というエントリを読みました。こちらは月末の学会で発表するための準備のようなものだということです。 yumikosato.com こちらについて、日語版ウィキペディアに歴史修正主義がはびこっているとか、間違いだらけだということについては私もとくに異論はないのですが(間違いだらけで信用できないということは私もメディアに出るたびに言っているし、できるところは対処してます)、いくつかけっこう大きな事実誤認や、ウィキペディアの手続きに関する理解不足と思われるところがあります。ブログのコメント欄に書いて指摘したのですが、スパムフィルタか何かに引っかかったのか反映されていません。学会で発表するということであればウィキペディアじたいの仕組みについて誤解があるままだとあまり良くないだろうと思うの

    佐藤由美子さんの「日本語版ウィキペディアで「歴史修正主義」が広がる理由と解決策」について - Commentarius Saevus
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    repunit 2021/01/18
  • スラットウォークロンドン〜女性に対する暴力に反対し、性犯罪の被害者の人権擁護を訴えるデモ - Commentarius Saevus

    スラットウォークロンドンに参加してきた。 スラットウォークはカナダで始まった性暴力に反対する活動で、Slutは売女とかいうような意味である。既にウィキの項目もできているが、トロントの大学で警察官が「女性は被害にあわないようslutのような格好はしないほうがいい」と言ったことがきっかけで始まった。露出度の高い服装をしているのがレイプの原因であるとかいうようなバカ話を打ち破り、性犯罪の被害者の落ち度を責める風潮を批判し被害者の人権の擁護を訴えるため、女性たちがキメキメの格好で行進するというものである(「露出度の高い服装をしているのがレイプの原因」というのは二重におかしい。どんな格好をしていようと暴力を受けていいという話には絶対ならないし、その上服装と性犯罪の被害にはほとんど関係がないことが各種統計で明らかになっているからである)。 ということでスラットウォークではキメキメの格好で行進する人もた

    スラットウォークロンドン〜女性に対する暴力に反対し、性犯罪の被害者の人権擁護を訴えるデモ - Commentarius Saevus
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