難病治療のため聖路加(せいるか)国際病院(東京都中央区)に通院していた女性が、病院でチャプレンをしていた男性牧師から性被害を受けた事件を巡り、牧師が所属していた日本基督教団はこのほど、女性が昨年8月に送っていた要望書に対する回答書を送付した。 女性は要望書で、1)牧師の戒規適用に関する記者会見の開催、2)事件に絡む2次加害への対応、3)教団役員との協議・意見交換――の3点を要望。特に2つ目の2次加害への対応では、1)2次加害を想定した戒規への改正、2)2次加害の実態調査、3)実態調査を踏まえた現行戒規による2次加害者に対する戒規適用――の3点を求めていた。また、教団が2022年12月にホームページで公表していた事件に関する文書についても、2次加害の特性を踏まえ再検討するよう求めていた(関連記事:聖路加チャプレン事件の被害女性、日本基督教団と日本スピリチュアルケア学会に要望書)。 2次加害「
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