科学発展の裏には奇想天外としか言いようのない実験の数々があった。死亡前後の人間の体重を量って「魂」の重さを計測する。妊娠率を高めるためピエロに扮して胚移植前の女性を笑わせる。黄熱病が伝染病でないと証明するために患者の吐瀉物を飲む。赤ん坊をチンパンジーと一緒に保育する……。信念に基づいて真実を追究する科学者たちを描いた戦慄(と笑い)のノンフィクション!
科学発展の裏には奇想天外としか言いようのない実験の数々があった。死亡前後の人間の体重を量って「魂」の重さを計測する。妊娠率を高めるためピエロに扮して胚移植前の女性を笑わせる。黄熱病が伝染病でないと証明するために患者の吐瀉物を飲む。赤ん坊をチンパンジーと一緒に保育する……。信念に基づいて真実を追究する科学者たちを描いた戦慄(と笑い)のノンフィクション!
作家の川本三郎さんが『東京人』に連載している「東京つれづれ日誌」で、本誌を取り上げてくださった(11月号)。書影まで添えてあり、「鉄道への愛情には敬服する」と、これ以上ない励みのお言葉を頂戴した。ありがとうございました。 さて常磐線はいわき~広野が10月10日に運転再開、亘理~岩沼は4月12日に再開しており、現在広野~亘理が不通で、移転問題などもありいまだに再開の見込みはたっていない。 亘理から南は相馬まで、ほぼ津波の被害を受け、一部区間は線路がはずされ道路に転用されているところもある。鉄道ファンとしては気が気ではない。浜吉田~山下では札幌貨物ターミナル発隅田川行きの貨物92列車が、地震で停止後津波に襲われる。牽引機のED75は線路上に踏みとどまったものの、20両編成のコンテナは付近の住宅地に散乱した。 運転士への直接取材は叶わなかったが、「JR貨物労組対策本部情報 第9号」には、この92
19世紀ドイツ国法学 日本の憲法学は、その出自から、「ドイツ国法学」の強い影響下にあります。ドイツ国法学の特徴の一つは、国家という法人格を、自然人のアナロジー(類推)で語ること。だから、他者に攻撃された自然人が正当防衛の権利を行使できるのと同じように、他国に攻撃された国家も正当防衛をする権利があると考えるので、「個別的自衛権だけは合憲(集団的自衛権は違憲)」という考え方になるのです。 しかし、この「19世紀ドイツ国法学」の論理は現代国際法の論理とは全く相容れないので、憲法学者が少なからず「浮き世離れ」してしまう、という結果を招いています。 掲載:2019年7月25日 日本は憲法で戦争を放棄した世界唯一の国だ──。日本人の中には漠然とそう信じている人が少なくありません。リベラル系は当然として、保守系論客でも。 例えば、最近『江藤淳は甦える』(平山周吉著)が出てにわかに注目を集めている江藤淳は
今日、十二月十二日「十二国記の日」に、嬉しいお知らせがあります。 新作の第一稿が届きました! 長年にわたりお待ちいただいた作品は、400字で約2500枚の大巨編になりました。 物語の舞台は戴国です――。 小野先生の作家生活30周年にあたる今年、このような大作を執筆いただいたことに感謝し、 待ち続けてくださった読者の皆様に御礼申し上げます。 これからお原稿の手直し、イラストの準備など本づくりが始まります。 よって、発売日はまだ決定しておりませんが、来年2019年に刊行されることは間違いありません。 第一報はこの公式サイトで発表するとお伝えしておりましたが、 奇しくも「十二国記の日」に、お届けできました。 今後とも詳しい情報を順次ご案内できるよう、邁進いたします。 引き続きご支援いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 2018年12月12日 「十二国記」スタッフ一同
少し前に、ある版元の原稿料未払いトラブルが話題になっていました。ずっと雑誌に連載をしている作家に、全然原稿料を払っていなかったことを告発されたのです。 同じ不景気な業界にいる者としては他人事ではないと思いつつ、ちょっと別のことも考えていました。 時折、私たちの刊行する書籍や雑誌に対して「売らんかな主義だ」といった意見を言う人がいます。「商売熱心でエラい」と褒めてくれているわけではなくて、どうやら批判しているようです。 でも、言うまでもなく、私たちの商売は、本や雑誌を買っていただくことで成立しています。売るために日々ひ弱な体と足りない頭を使っているのです。 他人の仕事に対して、このような物言いをする方は、どこかで商売というものを蔑んでいるのではないか、という気がします。ひょっとして貯金か家賃収入だけで生活しているのでしょうか。それともヒモでしょうか。資本主義に対して無意識に憎しみを持っていら
【特集】「野党」百害 ◆[緒言]なぜまともな野党がないのか/ケント・ギルバート ◆「福山哲郎」が棚に上げる自分の“口利き”/伊藤達美 ◆酔っ払った「山尾志桜里」に罵倒された夜/古谷経衡 ◆「蓮舫」はギスギスカリカリを払拭したら/角田朋子 ◆時間のムダ「枝野幸男」の3時間演説/大江舜 ◆野合の先駆け「長妻昭」/新田哲史 ◆“裏切り者”と言われて当然「細野豪志」/山村明義 ◆政治哲学なき変節の人「辻元清美」/阿門勇人 ◆「志位和夫」に転向のすすめ/甘粕代三 ◆自民党の二軍「玉木雄一郎」/小田嶋隆 【特別企画】そんなにおかしいか「杉田水脈」論文 ◆LGBTと「生産性」の意味/藤岡信勝 ◆政治は「生きづらさ」という主観を救えない/小川榮太郎 ◆特権ではなく「フェアな社会」を求む/松浦大悟 ◆騒動の火付け役「尾辻かな子」の欺瞞/かずと ◆杉田議員を脅威とする「偽リベラル」の反発/八幡和郎 ◆寛容さを
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