ゲノムで社会の謎を解く――教育・所得格差から人種問題、国家の盛衰まで 作者: ダルトン・コンリー,ジェイソン・フレッチャー,松浦俊輔出版社/メーカー: 作品社発売日: 2018/01/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る双子研究を筆頭に、遺伝子が我々の身体的特徴だけではなくIQやハンチントン病などの病気に深く関連していることがわかってきている。が、そうであるならば遺伝子についての知見を深めることで、介入したほうがいい人間には介入し、そうでない人間には介入しない──というような形の、オーダーメイド政策はありえるのか。 受け継がれた遺伝子的な差異は、社会的不平等の第一の駆動力なのだろうか。現在の機会均等と見なされているものは”勉強ができること”によってもたらされているが、そもそもその能力に生来から違いがあるのだとしたらそれはどれ程の不平等につながっているのか。仮に遺伝子の差がほとん
![遺伝子の差はどれだけの不平等を産んでいるのか──『ゲノムで社会の謎を解く 教育・所得格差から人種問題、国家の盛衰まで』 - 基本読書](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/19d43e79f35f636dbf4d22e0869d616af6f34b28/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51r7OnkElkL.jpg)