ブックマーク / nazology.net (11)

  • 脳細胞に咲く「毒の花」がアルツハイマー病の真の原因と判明! - ナゾロジー

    私たちはとんでもない勘違いをしていたのかもしれません。 米国のニューヨーク大学(NYU)で行われたマウス実験によって、長年アルツハイマー病の原因と考えられてきたアミロイドベータの蓄積は、真の原因が起こした副次的な結果にすぎない可能性が示されました。 研究ではアミロイドベータが蓄積するより「かなり前」の段階で、既にマウスの脳細胞が麻痺状態にあり、「毒の花」と呼ばれる異常な構造が発生している様子が示されています。 アミロイドベータを排除するように設計された薬がどれも効果を発揮できていないのも、真の原因となる「毒の花」を見過ごしていたいたからだと考えられます。 認知能力を蝕む、美しくも恐ろしい「毒の花」の正体とはいったい何なのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年6月2日に『Nature Neuroscience』にて公開されました。

    脳細胞に咲く「毒の花」がアルツハイマー病の真の原因と判明! - ナゾロジー
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    rereco 2022/06/11
  • 「意識」が量子効果で生じることを示す実験結果が発表される - ナゾロジー

    意識は量子効果で形成されているのかもしれません。 カナダのアルバータ大学(University of Alberta)とアメリカのプリストン大学(Princeton University)で行われた研究によれば、ヒトの意識は量子的な効果で発生しているという量子意識仮説を支持する発見あった、とのこと。 量子意識仮説はブラックホールの存在を示した業績で2020年にノーベル物理学賞を受賞したロジャーペンローズ博士らによって提唱されており、脳科学と量子論を融合した野心的な理論となっています。 かつてはブラックホールの存在と同じく「荒唐無稽」であるとみなされていましたが、新たな研究では量子意識仮説を裏付けるような実験的な結果が得られました。 ヒトの意識は当に量子効果で形成されているのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年4月18日に開催された『Science of Conciousness』会議

    「意識」が量子効果で生じることを示す実験結果が発表される - ナゾロジー
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    rereco 2022/04/20
  • 死の直前に見える「走馬灯」が偶然脳波スキャンにとらえられる - ナゾロジー

    人は死ぬ直前に「走馬灯」を見る、という話をよく耳にします。 主観的な体験であるため、証明のしようもありませんでしたが今回、初にして唯一となる”走馬灯の科学的証拠”が得られたかもしれません。 ルイビル大学(University of Louisville・米)の医学研究チームは、てんかん患者の男性が亡くなる際に付けていた脳スキャン装置から、死の前後30秒間の脳波が記録されたと発表。 分析の結果、その脳波は夢を見たり、記憶を想起したり、瞑想しているときの脳波と同じであることが判明したのです。 研究の詳細は、2022年2月22日付で科学雑誌『Frontiers in Aging Neuroscience』に掲載されています。

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    rereco 2022/02/23
  • 「半殺し」にしたがん細胞を体に戻すと免疫療法が上手くいくと判明! - ナゾロジー

    がん消滅の秘訣は「半殺し」にありました。 アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)で行われた研究によれば、マウスの体から切り取った、がん細胞のDNAをズタズタにして(半殺しにして)、再び腫瘍に戻したところ、免疫療法の治療効果が大幅に上昇したとのこと。 新たに開発された「半殺し」法は、黒色腫と乳がんに対しても効果を発揮し、免疫療法の併用によってマウスの40%において腫瘍が完全に消滅しました。 しかし、いったいどうして一部の細胞を「半殺し」にして戻すだけで、免疫システムは腫瘍全体を攻撃し始めたのでしょうか? 研究内容の詳細は10月19日に『Science Signaling』に公開されています。 Chemotherapy-Injured Tumor Cells Boost Anticancer Effectiveness of Immune Checkpoint Inhibition ht

    「半殺し」にしたがん細胞を体に戻すと免疫療法が上手くいくと判明! - ナゾロジー
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    rereco 2021/10/25
  • マッサージ効果の科学的解明に成功! 炎症物質を洗い流して回復速度を2倍にしていた - ナゾロジー

    マッサージの効果が科学的に解明されました。 米国のハーバード大学で行われた動物実験によれば、マッサージは炎症を引き起こす免疫細胞や炎症物質を筋肉細胞から「洗い流す」ことで、筋肉を損傷したマウスの回復力を2倍にし、新たに再生する筋線維の質もより強固になるとのこと。 また研究によって「最も優れた効果を得るには筋肉損傷が起きてから3日目以降に炎症因子を除去するといい」ことも判明します。 マッサージの医学的・生物学的な効果と仕組みが、ここまでハッキリと再現性をもって示されたのは今回の研究がはじめてです。 研究内容の詳細は10月6日に『SCIENCE TRANSLATIONAL MEDICINE』に掲載されています。 Massage doesn’t just make muscles feel better, it makes them heal faster and stronger https:

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    rereco 2021/10/09
  • 「ワキアセ」に含まれる化学物質で「不安」が女性だけに伝染すると判明! - ナゾロジー

    匂いは感情を運ぶ不安な人からにじみ出たワキアセは他人に不安を伝染する / Credit:Canva . ナゾロジー編集部近年の生物心理学の進歩により、ヒトの体から発せられる匂い(化学的な信号)が他者の心理に大きな影響を与えることが次々に明らかになってきました。 例えば、腐敗した死体から発せられる化学物質「プトレシン」の匂いが、ヒトに突然の恐怖を感じさせることがわかっています。 また別の研究では、ストレスを感じた人間から発せられる化学物質が、感情を処理する脳領域を活性化させていることも示されています。 しかし恐怖や感情処理は、あくまで精神的な変化であり、実際の社会的行動でどのような変化を起こすかは不明でした。 そこで今回、研究者たちは嗅覚が社会的行動に与える影響を調べるため「不安の匂い」を利用することにしました。 実験の第1段階は不安を空気伝染させるために必要な、化学物質の採取です。 といっ

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    rereco 2021/09/17
  • 腸内細菌を持たないマウスが「ボッチ」になる理由が明らかに - ナゾロジー

    細菌が動物に社交性を与えていたようです。 6月30日にカリフォルニア工科大学の研究者たちにより『Nature』に掲載された論文によれば、腸内細菌がマウスに社交性を与える仕組みを解明したとのこと。 研究では解明された仕組みを利用することで社交性の回復にも成功しました。 いったいどんな仕組みで腸内細菌はマウスに社交性を与えていたのでしょうか?

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    rereco 2021/07/04
  • 高校で数学を「捨てる」と重要な脳内物質が減少すると明らかに - ナゾロジー

    高校で数学を「捨てる」と重要な脳内物質量が減少すると判明!数学を捨てたつもりなのに脳の可能性のほうが失われていた / Credit:Canva . ナゾロジー編集部英国では、学生は16歳になると数学を学ばないという選択が可能になります。 英国では大学入学にあたって必要な科目を3つに絞ることが可能であり、文系を目指す場合、ある時点で数学を完全に「捨てる」ことができるんです。 一方、近年の実験心理学の進歩により、特定の学習行動が脳機能に様々な影響を与えることが明らかになってきました。 最も著しい例としては、多国籍語の会話スキルがある人は、認知症にかかりにくいとする研究結果です。 そこで今回、オックスフォード大学の実験心理学部門の研究者たちは、思春期における数学の学習が脳に与える生物学的な変化を調べることにしました。 実験にあたっては14歳から18歳の133人の学生たちの数学学習の有無を調べると

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    rereco 2021/06/12
  • がん細胞をウイルス感染させ「自分を殺す抗体」を作らせることに成功 - ナゾロジー

    がん細胞を「自分を殺す薬」の製造所にできたようです。 5月25日に『PNAS』に掲載された論文によれば、がん細胞の遺伝子を書き換えることで、がん細胞自身を抗がん剤の生産工場に変えることに成功したとのこと。 がん細胞内部で作られる抗がん抗体の濃度は血中の1800倍にも達し、腫瘍組織は穴だらけになり、内側から崩壊していきました。 しかし、研究者たちはいったいどんな方法で、がん細胞の遺伝子を書き換えたのでしょうか?

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    rereco 2021/05/31
  • 全身麻酔が効く仕組みから「意識の発生源」が見えてきた - ナゾロジー

    全身麻酔の仕組みを解明すると、意識の質がみえてきました。 4月27日に『eLife』に掲載された論文によれば、最も一般的に使われている麻酔薬「プロポフォール」は脳のリズムを乱すことで、意識の形成を妨げているとのこと。 意識がある時には、脳から1秒間に7回ほど、特徴的なスパイク(電気信号)が放たれていますが、このリズムが低下すると、意識も途切れてしまうようなのです。 不思議なスパイクは、意識の形成にどのようにかかわっているのでしょうか?

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    rereco 2021/05/10
  • 新型コロナの「遺伝指紋」を作成した結果、日本にヨーロッパ型が侵入したことが判明 - ナゾロジー

    新型コロナウイルスに対する最新の遺伝分析が完了しました。 3月初旬に行われた研究では、コロナウイルスは既に3つの型に変異しており、爆発的な感染が起きているヨーロッパではウイルスの新型変異体(C型)が関与していることが示唆されました。 ですが今回、4月に入って行われた新しい分析によって、ウイルスはアメリカ上陸後も独自の変異を遂げていることが判明。また日国内においては、これまで主流だった東アジア型以外にも、イタリアやイギリスでみられていたヨーロッパ型が入り込み、拡散しはじめていることが明らかになりました。 これは、東アジアからヨーロッパに拡散したウイルスが、ヨーロッパ人の観光客などに紛れて、日にUターンしていることを意味します。 一方、中国をはじめとした初期に強い封鎖措置がとられた国では、ヨーロッパ型のウイルスの「Uターン現象」はまだ検出されていません。 日におけるヨーロッパ型の増加は、

    新型コロナの「遺伝指紋」を作成した結果、日本にヨーロッパ型が侵入したことが判明 - ナゾロジー
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