細江慎治作品集第二弾 1988年9月に稼働した「オーダイン」。システムIIの縮小・拡大機能に新時代を感じたファンが驚いたのはビジュアルだけではありませんでした。ドラゴンスピリットでその名を轟かせた細江慎治が作曲しているという噂は、瞬く間にロケーションを駆け巡り、同じシューティングゲームでありながら、コミカルサウンドをも得意とするその才能に、ファンはさらに驚愕させられたのです。 そして、当時ゲーム雑誌社で取材にあたった私が、よもやその細江慎治の作品集をプロデュースする事になるとは、夢にも思わなかったのです…。 自社の代表が手がけた音楽を形にする以上、こだわりがそこにはあります。 大型可動筐体で度肝を抜いたスカイシューティング「メタルホーク」。 「オーダイン」と同時期に作曲作業を手がけていた為にシリアスとコミカルな作風を使い分けるのが難しかった、とは作曲者の弁です。プレイする時にマシンが可動す