【BPO】(Broadcasting Ethics & Program Improvement Organization、放送倫理・番組向上機構)は2009年5月27日、同年4月分における「視聴者から寄せられた意見」のデータを発表した。意見数は先月比で7割5分ほど増加するなど、テレビ放送に対する問題意識が高まりを見せる結果となっている。しかしながらBPO側では今回分からデータの公開スタイルを大幅に縮小・閉鎖的なものとしたため、「世間一般から見れば数は多いが中身がよく分からない」という、公開そのものの意義を疑わせるような内容となってしまっている(【発表リリース】)。 BPOはNHKと民放連、民放連加盟会員各社によって出資・組織された任意団体で、理事会・評議員会・事務局と3つの委員会から構成されている。主旨目的は「(テレビ)放送の表現の自由を守りつつ視聴者の基本的人権を傷つけることがないよう、