元参院議員でプロレスラーの大仁田厚氏(52)が来年2月の長崎県知事選に出馬する意向を固めたことが1日、分かった。大仁田氏は2日に長崎市内で会見を開き、正式に出馬表明する予定。 大仁田氏は昭和32年、長崎市生まれ。48年に全日本プロレスに入門し、故ジャイアント馬場に師事。その後政界に転身し、平成13年の参院選で初当選、19年の参院選には出馬しなかった。 後援会事務局によると、大仁田氏は取材活動などを通じてまとめた県政の問題点を列挙したマニュフェストの原型を作成。「テレビ、ラジオ、新聞などでの活動を通じ、地元で働く若者たちや地場企業、若手経営者の苦しい状況や未来の見えない地方のくらし、今の県政に対する不満など多くの問題に触れた。故郷長崎でじっくり話し合った結果、出馬の意向を固めた」としている。 長崎県知事選には金子原二郎知事(65)が不出馬を表明。民主党の推薦する前農林水産省改革推進室長の橋本