ドイツで1万人を超す子どもらが中国から輸入された冷凍いちごを食べたあと食中毒になった問題で、中国政府は11日、「倉庫に残っていた製品からはノロウイルスは検出されなかった」として、中国国内のノロウイルスが原因とするドイツ政府の主張に反論しました。 ドイツでは、先月下旬から今月にかけて子どもたちを中心に1万1000人以上が下痢などの症状を訴え、中国から輸入された冷凍いちごからノロウイルスが検出されたことから、ドイツ政府は10日、中国での冷凍前の加熱処理が不十分だったことが食中毒の原因とみられると発表しました。 これについて、中国政府で輸出品の安全性を監督している国家品質監督総局は、11日、この冷凍いちごを輸出した山東省の食品加工会社を調査したと発表しました。そして、倉庫に残っていた製品からノロウイルスは検出されず、同じように生産されほかの国に輸出された冷凍いちごにはこうした問題は起きていないと