メルセデスの後に続く 上の写真では、縦長のオイルタンクの後ろにカーボン製のダクトが見える(ここでは、アルミニウム製のふたで塞がれている)。その目的は、ドライバーのヘルメットのすぐ後ろにある吸気口に入ってくる気流をホンダのエンジンの中心部に設置されたコンプレッサーに導くことである。パワーユニットの設置をできるだけコンパクトにするため、ホンダは、ベンチマークであるメルセデスと同様に、ただし違う方法で、コンプレッサーとタービンを分割した。 メルセデスのパワーユニットPU106Bでは、かなり大きなコンプレッサーが前に置かれている。ホンダのパワーユニットRA615Hでは、エンジンのV字の内側、2本のシリンダー列の間に設置されている。かさばる部品をこのような狭いスペースに合わせるのは難しく、さくらの研究センターで働くホンダのエンジニアは、気流が回転軸に対して垂直に出ていくことを念頭に置き、ひときわコン
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