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赤松健と物語に関するretletのブックマーク (4)

  • 少年漫画という視点から見た赤松作品の変遷:ネギま!編

  • 少年漫画という視点から見た赤松作品の変遷:ネギま!編

    赤松健が少年漫画を描くということ ここで注意したいのは、前作『ラブひな』では描くことのできなかった主人公の「少年漫画的成長」を、バトルを通じて今作で描ききろうとする赤松健の意図が随所から窺える、ということである。 AI止ま以来、赤松健が「一貫して少年漫画の形式を遵守しようとしている」作品は今作が初めてなのだ。AI止まは後期になって初めて少年漫画の形式を獲得できていたし、ラブひなは逆に後期が少年漫画的ではなかったことを思い出してほしい。 少年漫画の形式は、非マニア層の読者、とりわけ低年齢層の子供達にも受け入れられやすい。ラブひなでマガジンの年齢層を少し下げたと思われた赤松健だが、そこから更に年齢層を下げることにも成功している。また、徐々に読者層の幅を広げてもいるようだ。 「学園コメディ」と「バトル」を両立させ、少年漫画の形式で描くということには、読者層を意識した目論見がもう一つ考えられる。

  • 少年漫画という視点から見た赤松作品の変遷:ネギま!編

    ■「学園コメディ」と「バトル」の同居へ(1)/少年の成長物語 主人公、ネギ・スプリングフィールドは英雄的な魔法使いを父親に持つ天才少年。魔法学校を首席で卒業した後に課せられた修業の内容は「日で先生をやること」──。「立派な魔法使い」を目指す為に女子校の先生を頑張る一方で、魔法使いとしてのパートナー候補と出会い、生死不明の父親を探す手掛かりを求め、やがて魔法使い同士の戦いに巻き込まれ……、というのが『魔法先生ネギま!』の大筋だ。 そのネギが担任するクラスの女生徒達が「31人のヒロイン」なのである。 さて、ネギまという作品のドラマ展開を単純化してみると、それは「学園コメディ」と「魔法バトル」の2パートに分けることができる。バトルといっても直接的な戦闘とは限らず「非日常的な大イベント」と言い換えても良い。つまりは「活劇」の類のことだ。逆に学園コメディというのは、ラブコメを含んだ「日常的な小エピ

  • 少年漫画という視点から見た赤松作品の変遷:ネギま!編

    ■序 前作『ラブひな』(98年10月21日~01年10月31日)が終了してから1年4ヶ月後、03年2月26日に『魔法先生ネギま!』(以下「ネギま」)は『週刊少年マガジン』誌上で連載を開始する。 この連載は1年11ヶ月経った今(05年2月現在)もなお継続中であり、単行の売り上げも順調、イメージCDは連続オリコンチャート入りという異例の人気を示している。また、1月からアニメ版とゲーム版がリリース。作品的にもタイトルの知名度的にも、まだ可能性の広がりが大きい段階だと言えよう。 しかし、いざ作品論を試みようとした場合、(そこそこの長期連載を連想させるストーリー構成も相まって)未完の作品であるがゆえに全体的な考察が妨げられてしまう、というのが現状でもある。 よって当編では、<ラブひな編>では語りきれなかった部分を補足説明した後、現在把握できる発表作(単行9巻相当まで)にのみ考察対象を絞って分析を

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