「衛星放送とモバイルのシナジーはない」 ソフトバンク孫正義社長が久々に吠えた。 今年7月1日に米国の携帯電話キャリアであるスプリントの買収を完了できるかと思いきや、米国の衛星放送会社大手「ディッシュ・ネットワーク」が敵対的買収を仕掛けてきた。そこで孫社長は、「うちの買収の方が、絶対に優れている」とアピールするために、4月30日に予定されていた決算会見の後に、緊急説明会を行ったのだった。 40分に及ぶプレゼンテーションはすべて英語で行われた。孫社長の英語によるプレゼンはとても上手で、日本人にとっても聞きやすい。海外の通信関連イベントではたびたび披露されるのだが、英語でジョークを交えることもあり、観客が爆笑する場面も少なくない。英語で大観衆から笑いを誘えるプレゼンができるのは、孫社長ならではと言えるだろう(ちなみに、通信業界では“iモードの父”である夏野剛氏も英語のプレゼンはかなりの腕前)。