2014年6月、ハーバード・ビジネススクールが同校初のオンライン講座〈HBX〉を立ち上げた。他のオンライン講座と大きく異なるのが「生徒間のコラボレーション重視」という強い信念だ。それを可能にする仕組み、そして開講1年を経ての成果と教訓を教授陣が報告する。 2014年6月にハーバード・ビジネススクールは、新たなオンライン教育プラットフォーム〈HBX〉を開講した。 当時、他の多くのオンライン講座で主流となりつつあったのは、個人ベースでの受動的な体験の提供だ。生徒は基本的に、専門家による講義を主軸としたストリーミング動画を見ることで学ぶ。有名教授を起用すれば講義は刺激的になるかもしれないが、この受動的で個人的な学習体験を我々HBSの教授陣は変えたかった。 そこで、以下の目的をふまえてカリキュラムを設計した。 ●現実のビジネス課題の解決を重視する 実在のマネジャーたちによる、実際の課題をめぐる議論
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