40代の男です。ロードバイクに乗って7年になります。 車道の左端を走っているのに、自動車にクラクションを鳴らされたり、幅寄せをされることがあります。このような行為は、以前に比べればかなり減りましたが、それでも、やられると気持ちが凹みます。クラクションをなるべく鳴らされないような走り方やコツはないでしょうか。 (40代男性) いい質問ですね。重要な問題だと思います。どれだけ気を遣っても、クラクションを鳴らす残念なドライバーはやはりいますね。 質問者さんは車を運転されますか? 運転することがあるならば、ロードバイクはともかく、車道を走っているママチャリに対してご自身がどういう印象を持つか、想像してみるといいかもしれません。どういう動きなら気にならず、逆にどういうことをされればイラッとするか。 あるいは、車に乗らないならば、人ごみの中を歩いているご自身をイメージされればいいと思います。人でごった
『Cyclist』と関わりのある著名人が選ぶ連載「今年の注目ニュース」。自転車評論家の疋田智さんが注目したのは、観光都市・京都市での「新自転車計画」の驚くべき成果について。自転車都市としての効果的なインフラ整備について、一つの答えを出したと評価しています。 ◇ ◇ ものすごく地味だけど、ものすごく重要なニュース。今年3月に京都市から発表された「京都・新自転車計画の進捗状況と今後の方向性について」というリポートがある。その内容が、地方自治体がなすべき自転車政策ということで、非常に示唆に満ちていたのだ。 そもそも京都市の「新自転車計画」は、今から9年前の2010年に始まった。最初に策定したポリシーが「自転車はエリア単位で考えなくてはならない」という考え方だった。A地点からB地点に自転車レーンを引っ張るというような考え方ではなく、該当の街区なら縦横すべてに自転車スペースを作るとい
ホビーレーサーの甲子園と称される「ツール・ド・おきなわ」。この日のために練習を重ねる参加者は多い。練習するほどに思い入れは強くなり、レースで熱くなるのかもしれない。しかし、熱くなりすぎて落車を招くのは問題だ。「単独落車なら問題ないでしょ?」といった考えも、大きな間違いである。2017年大会から医療救護体制を大きく変えた理由を知れば、単純に捉えられなくなるはずだ。 ツール・ド・おきなわのかつての課題 ツール・ド・おきなわの医療救護体制が大きく変わったのは2017年大会から。かつては負傷者を立哨員や市民が発見して、119番通報をするケースが頻発した。それは地元にとって歓迎できないことだった。沖縄の北部地域の救急車は、予備を入れて8台、運用中が6台しかなく、救急車は常日頃からフル稼働に近い状態。レースでの落車で救急車が対応することで、日常生活を送る市民が救急車を呼べなくなる事態を生んでいた。 問
バイクブランド「MERIDA」(メリダ)と自転車専門店「サイクルベースあさひ」を展開するあさひが共同開発した“全天候型アドベンチャーロード”「ROAD TOURER」(ロードツアラー)が、全国のあさひ店舗とあさひネットワーキング店で発売された。さまざまな“冒険”にいざなう性能と、税込み10万円を切る価格を実現。全国のサイクルベースあさひで行っている「ネットで注文、お店で受取り」サービスも利用可能だ。 通勤からアウトドアまで1台でカバー ロードツアラーは、「“冒険する”を選ぼう」をコンセプトに、オフロードレーシングバイクをベースにして開発した、街乗りからロングライドまで対応する、あさひ限定のオールラウンドバイク。舗装路はもちろん、荒れた路面も走り抜けられる、ロードバイクの走行性能とMTBの走破性を持ち合わせている。 雨天時でも制動力が落ちにくい160mm径ローターのディスクブレーキを採用。ツ
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は8月9日、2020年オリンピック・自転車競技ロードレースのコース詳細を発表した。すでに決まっているスタート・ゴール地点に加え、今回、新たに途中ルートも正式決定した。男子は7月25日(土)午前11時スタートの約244kmで、女子は7月26日(日)午後1時スタートの約147kmで争われる。 ロードレースのコースが正式発表。ゲストとして大会組織委員会のスポーツ局スポーツマネージャーを務める舟生侑未氏(写真左)、日本自転車競技連盟理事を務める中野浩一氏(写真中央)、大会委員会のスポーツディレクターの室伏広治氏(写真右) Photo: Shusaku MATSUO 詳細コースは”超級”難度のタフなものに 東京五輪ロードレースのコースが紆余曲折を経て、ようやく決まった。当初、皇居外苑をスタート・フィニッシュとすることを2015年12月にIOC(国際オ
先週、自分のフェイスブックやインスタグラムなどのSNSに、英語圏の自転車友だちや知人の「めでたい!」「ついに!」「遅かったけど進歩だ!」という歓喜のポストが続々踊ったニュースがありました。そのニュースとは、サイクリストにとっては新年を感じるおなじみのレース「ツアー・ダウンアンダー」でポディウムガールが廃止されるという件。ステージ優勝者やリーダージャージホルダーに花束を進呈したり、両側から挟んでチュッとキスするあの美女たちがいなくなるというものです。 ポディウムガールを使うのはもう止めるべきだという意識が高まるにつれ、英語圏の自転車情報誌や中継番組ではポディウムガールがあまり写っていないカットを選んだり、表彰台の中継をやめてインタビューに時間を割く傾向も出てきている(写真はツアー・ダウンアンダー2016の第5ステージで優勝したリッチー・ポート) Photo: Yuzuru SUNADA 「時
リオデジャネイロ五輪の男子個人ロードレースに出場した新城幸也(ランプレ・メリダ)はレース後の8月7日、ツール・ド・フランス第1ステージで落車した際に負傷した左親指の検査を受けた結果、指先を粉砕骨折していたことが分かった。「Teamユキヤ通信」飯島美和氏が五輪でのレースの様子とあわせてレポートします。 ◇ ◇ 脱落する選手続出 コパカバーナをスタートしていく新城幸也(写真右手前) Photo: Cor vos リオデジャネイロ五輪自転車競技のオープニング競技となった男子ロードレースは8月6日、リオデジャネイロ市南東部のリゾート海岸コパカバーナをスタート。海岸線を西へと進み、1周24.7km、途中1.3km、平均斜度9.4%最大斜度17%というグルマリを4周した後、1周25.5km、途中2.1km、平均斜度6.8%のグロータ・フンダに山岳ポイントが設けられる周回を4周。さらに2
1990年代、いや2000年代も後半に入る頃まで定番だった「サイクリングジャージ=スポンサーロゴベタベタ、色も爆発でデザインめちゃくちゃ!」というあの景色がようやくだいぶ遠のいてきた昨今。その変化の立役者といえばやはりイギリス生まれの「Rapha」(ラファ)でしょう。ファウスト・コッピからエディ・メルクスの頃までのクラシックなジャージにインスパイアされたラファのデザインは多くのサイクリストに衝撃を与えました。今回の連載は、イギリス発のサイクリングウエアブランドでめぼしいところを、日本人目線でピックアップしてみました。 防水、防風、透湿性や風をはらまないなどサイクリストのニーズを押さえつつ、タウンウェアとしても申し分ないおしゃれ感がポイントのヴルパイン。男性ラインだけでスタートして余裕が出てきたら女性ラインもというブランドが多い中、最初から女性ラインもしっかりというのが創業者のニックの信念だ
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