インドの美容意識といえば、元々は男女問わず「色が白いこと」そして「体系はぽっちゃり」が好まれていた。色が白くぽっちゃりした体系の方が裕福に見えると言うのがその理由だ。 特に「美白」に関してはまさにインド=美白大国と言ってもいいほど、その手の商品は巷にあふれている。色白といっても「ホワイトニング」ではなく「フェアネス」という言葉を使うのだが、フェアネスクリームは金持ちだけでなく、ミドルクラスも、ひいては都市部のスラムに住んでいるような家でも、そして農村でもほぼどこの家庭に行っても目にすることができるくらいに裾野は広い。徐々に色を白くするというより7日間使えばこれだけ白くなるという“眉唾モード”の広告もあちこちで目にする。 しかしながらこういったインドの過去ある種「普遍」であった価値観に変化が明らかに出てきている。 インドではここ数年生活習慣病が急増している。専門家は「既に社会的に問題になって