久々のQiita投稿がAdvent Calendarになった@akachochinです。異分野のソフトエンジニアから質問されたこと、個人的に不明瞭な箇所を調べてみたかったことがあり、今回はinitramfs周りの実装の基本的な部分をまとめました。 このあたり、地味ですが、知っていると評価用ボードでとりあえずのLinux環境を構築できたり、意外と有用です。 なお、ソースコードを引用したLinuxのバージョンは4.12.7, アーキテクチャは断りのない限り、amd64もしくはi386です。 initramfsとは initramfsの説明 Documentation/filesystems/ramfs-rootfs-initramfs.txt に概要が書かれています。 日本語訳もあります。このドキュメントはinitramfsを知るためには必読だと思います。 面倒くさい方のために(笑)、かいつま
4.0というか4/25時点のLinusツリーのHEAD リアルモードでbzImage(vmlinuz)の先頭から呼ばれる場合(LILOから呼ばれるときだっけ?) arch/x86/boot/header.S 圧縮されたカーネル(bzImage)の先頭にあるコード(setup.elf)のうちの一つ エントリポイント_startがある mainを呼ぶ arch/x86/boot/main.c mainがある いろいろハードウェアを初期化する go_to_protected_modeを呼ぶ arch/x86/boot/pm.c go_to_protected_modeがある setup_idtとかsetup_gdt等でプロテクトモードへ入る準備をする protected_mode_jumpでcode32_start(startup_32がある場所)へジャンプする startup_32は0x100
ハードオフで324円で購入したVOIPなルーターにMINDSPEED社のComcerto 1000というSOCが入っていたのでちょっといじってみる事にしました。 MINDSPEEDという会社は2014年にMACOMに買収され、その後ARM部門はFreescaleに売却され、Freescaleもその後NXPに買収されました。NXPもQualcommに買収されました。 Comcertoシリーズは100,300,1000,2000というシリーズがあったようです。100,300,1000はARM11(armv6)で2000はCortex-A9でした。100はM821xxという型番で300はM823xxで1000がM83xxxとなるようです。100,300も1136だったようです。MINDSPEEDはVOIPに対応したSOCを作っていたメーカーのようです。以前いじっていた、5VTechnologie
やった! はじめてイラストの仕事依頼が! クリエイターにとって自分指名のお仕事は嬉しいもの。どんな有名クリエイターにも「最初の仕事」があったはずです。 MUGENUPのアートディレクターに聞いてみると、「地元のバイト先の店長の似顔絵(油絵)」「友だちの紹介で描いた同人誌の表紙」などなど、いろんな最初の仕事がありました。一方で「今思えば、もっと値段を上げればよかったし、丁寧に描いて時間がかかりすぎた」「できない事を提案してしまって素人感のある仕上がりになってしまった」など、ほろ苦い思い出になっている人も少なくありませんでした。 最初のお仕事は、相場観も勝手もわからず不安なもの。今回は、東京デザイナー学院さんで講義をした「東京デザイナー学院×MUGENUP 特別講義 イラストのお仕事について」をレポートする形で、最初の仕事への備え方をお届けします。 1.「その仕事やります!」と言う前に、条件を
ほとんどメールのみでご依頼から納品まで行うイラストレーター、さらえみ(@saraemiii)です。 依頼したいけれど何を伝えればいいかわからないと、別業種の方と話しているとよく聞きます。ほとんどオーダーメイドに近いので依頼するにもハードル高いイメージが強いようです。 依頼の際にどんな情報が必要で、どうしてその情報を聞きたいのか改めてまとめてみました。 はじめて依頼される方にもわかりやすい参考になればと思います。 まずは依頼される方のことを知りたいです 私はインターネットからご依頼をお受けしています。 そのためにできるだけ私のことを知ってもらえるようWEBサイトを作っています。 きっと色んなページ見て判断して、ご依頼をくださるんだろうなと思います。 で、当然なんですが私はご依頼される方がどんな方かよく知らない状態です。 なので『氏名』『会社名』『お客様の仕事内容』などどういう方なのかをこの3
もしあなたが信じて続けている勉強法が、実はまったく意味のないものだったらどうしますか? どんなに「何事も続けることが大事」だと言っても、いくら続けても一向に結果に結びつかず、ただただ時間を浪費しているのであれば、今すぐにでもその勉強法を見直すべきです。 ここでは、科学的な視点で正しい勉強法について解説していきましょう。 正しい勉強法を選べば結果に結びつく! きちんと勉強している自信がある! と言い切れる人は果たしてどれくらいいるでしょうか。たしかにそれだけでも素晴らしいことですが、その勉強法が実は遠回りであったり、確実な成果が期待できないものであったりしたらどうしますか? 世の中に数多ある勉強法のうち、もっとも効率的で結果を出しやすい方法とは人によって異なります。成功者や身近な友人の真似をしたところで、その方法があなたに向いていなければ何の意味もなさないでしょう。 王道を疑え! たとえば一
Amazonプライムデーのサーバ障害、AmazonがOracleからAurora DBに乗り換えたのが原因ではない。Amazon CTOがCNBCの報道を否定 Amazon.comが毎年開催するバーゲンセール「Amazonプライムデー」では、大量のトラフィックがAmazonのWebサイトに押し寄せます。今年7月に開催されたAmazonプライムデーではそのために一部のWebサイトで障害が発生し、アクセスが遅くなったことが報告されました。 この障害の原因は、Amazonが内部データベースをOracleからAWSのデータベースサービスであるAmazon Aurora PostgreSQLに移行したことが原因だと、米CNBCが10月24日付けで報道しています。 Amazon move off Oracle caused Prime Day outage in warehouse -CNBC CNB
Pixel3をGoogleさんからいただきました。 僕は、2008年からiPhone 3Gを使っていてそこから10年間iPhoneがメイン端末です。一方で、Android端末を死ぬほど買っていて、Andrdoid 1.6時代の初代Xperiaからいろいろ使っていました。 正直、Android6.0になるくらいまではiPhoneのほうが圧倒している、という感じでしたが、そっからはOSとしてはAndroidのほうがいい、ただしハードとOSの総合点ではiPhoneのほうがいい、というイメージでした。 というわけで今のメインはiPhone XSなわけですが、Pixel3を使ってみた感想、「これはメインを変えることになるかもなあ」と思ったので、そのあたりを紹介したいと思います。ちなみに、デジタルガジェット系のレビュー記事などを見ればわかるようなスペックなどについてはあまり書いていません。そういう記事
Ruby インタプリタを開発している笹田です。今年のクリスマスにリリース予定の Ruby 2.6、楽しみですね(無事、出るといいな)。 この記事では、私がRubyの挙動を調べるために頑張った記録を書いておきます。 基本的に、単純作業の積み重ねなので、難しい内容はありません。お気楽にお読みいただければ幸いです。 大雑把にまとめると、こんな内容が書いてあります。 デバッグカウンタの導入によるRubyの詳細な挙動調査の紹介 (私には)簡単な話で、Rubyをいろいろいじって、Rubyの細かい挙動、しかもほとんどの人が気にしない挙動を調べられるようにした話です。 多くの人が興味ないだろう、Rubyに仕込まれている統計情報をとる仕組みを紹介します。 クックパッドアプリを手元で調査できるようにした話 (私には)難しい話で、Ruby 開発版で弊社アプリを手元で動かすために四苦八苦した記録です。 Ruby
カーネルなど大規模なソースコードを検索したい場合、findとgrepを使ったり、タグジャンプを使うだろう。Eclipse使う場合とか異論はあると思うけど、今日はfindとgrepの合わせ技について調べてみた。 普段はxargsを噛ませて、 $ find . -name \*.c | xargs grep hogehogeとかやるんだけど、findの-execオプションを使った場合とどれくらい性能差があるのだろうか? 評価環境はVMWare Fusion上のUbuntu 11.04。Linux kernel 2.6.28.10のfs以下で、まずは次の3パターンを比較してみた。3回測定してtimeの最良値を示す。おそらく対象ファイルはファイルキャッシュに載っている思う。 $ time find . -name \*.c -exec grep wait_event_interruptible {
ゆるキャン△がアニメ化されて最初の秋だ。当然これから冬だ。道具をそろえるには十分な時間だっただろう。ゆるキャンをあしらったキャンプ道具もしこたま発売された。それらを買い揃え、さぁ、冬キャンプと意気込む気持ちはよくわかる。 だが、そこでいったん待って欲しい。できれば原作6巻を読んで待って欲しい。読み終われば冬キャンプについて理解が深まるだろう。これからのキャンプ、とりわけ冬キャンプはゆるキャンというよりは、ゆる八甲田山だ。最近きのことりで落命する事件の報道が相次いでいる。そこで疑問を持って欲しい。どうしてキャンプでの死亡事故は報道されないのだろうか、と。 答えは珍しくないからだ。過激な冬キャンプといえる冬山登山の事故はまま報道される。なぜなら冬山登山は事前に手続きが必要だからだ。保険も加入が義務付けられている。だがキャンプには事前に提出する書類も保険もない。 そんな危機感から、これからゆるー
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