生姜牛乳プリン(しょうがぎゅうにゅうプリン)は、牛乳または水牛乳のタンパク質を生姜の絞り汁に含まれる酵素で固めてつくる、熱いデザートの一種[1][2]。広東語で、薑汁撞奶(キョンジャッゾンナーイ)もしくは薑撞牛奶(キョンゾンアウナーイ)という。 概要[編集] 広東省広州市番禺区沙湾鎮の名物。珠江デルタの奥に位置する沙湾は、清代に西村の王氏一族が水牛の畜産業を始め[3]、近隣の順徳(現仏山市順徳区)と並ぶ水牛乳の産地として知られていた。伝承では、風邪をひいた沙湾の老婆が、生姜を煎じて飲むように言われたが、辛いのが嫌いで、砂糖を入れ、栄養のある水牛乳を使って煎じようとしたら固まったのが始まりと言われる。 現在は、広州市内や順徳周辺はもとより、香港、マカオなどの甘味処でも、ポピュラーなデザートの一つとなっている。 日本では日本テレビの『伊東家の食卓』で作り方を紹介されて、知られるようになった。