10歳のときに両親が離婚し、母方に引き取られた。 以来、就職まで、祖父(人間のクズを煮詰めたようなDVセクハラジジイ)、祖母、母、きょうだい1人、私の5人で暮らしていた。 私の母親は、昔から「何か他の家のお母さんとは違う」と思っていた。 私が小さい頃、私の素行を注意した老夫婦に「うるせえジジババが」と言い返したり、中学生の時の塾の進路相談(祖父はクズだが金だけはあって塾に行けたのは幸運だった)を、ろくに話もしないで終えてしまい先生を困らせたり、騒がしい近所の家に対し抗議の意として化粧品の瓶を投げ込んだり。 DVを働く祖父に対して「クソジジイ」などと罵り、事態を悪化させるのも困りものだった。 一番印象的だったのは、私が高校生の時の出来事。 当時はまだガラケーの世で、月額315円の占いサイトとかそういう有料サービスがたくさんあった。母親は知らないうちにそれらに多数登録してしまい、解約方法が分か