2022年は、現行の88星座が選ばれてから100周年という節目の年だ。これを記念して、国際天文学連盟は「星座線のつなぎ方」を正式に決めようとしている。 【2022年4月1日 国際天文学連盟】 全天の星座を現行の88個とすることが決まったのは100年前、1922年のことだ。その星座について正式に定義されているのは名前(学名)と領域だけであり、領域内での星のつなぎ方(星座線)はこれまで自由とされていた。 ところが国や文化圏、星座早見盤のメーカーや出版社によって採用する星座線がバラバラであるため、「どれに従えばいいかわからない」「教科書と違う線を引いて誤答にされた」「慣れ親しんだ星座の形が歪められているのを見てショックを受けた」などの声が挙がっていた。 そこで、国際天文学連盟(International Astronomical League; IAL)では星座線策定ワーキンググループ(議長:ホ
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