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ブックマーク / cruel.hatenablog.com (45)

  • チェ・ゲバラ広島行きの謎、および三好徹『ゲバラ伝』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    いま訳しているゲバラ、詳細なだけあって、とにかくおもしろいエピソード満載ではある。その一つが、1959年ゲバラの来日および広島訪問のエピソードだ。 簡単に背景を。1959年1月、世界の驚きをよそにキューバ革命が成功してハバナは制圧されてしまい、新政権が樹立した。カストロは、表向きは自分が共産主義者じゃないと言い張りつつ、軍と政権内の粛清とキューバ共産党 (=人民社会党) メンバーの浸透を着々と進める。 そんな中、カストロは今後のアメリカとの関係悪化を予想し、アメリカ以外への輸出市場拡大および外交関係の強化を狙って、特にバンドン会議の「非同盟国」(米ソどちらにも肩入れしない国々、エジプトやインド、セイロン、インドネシアなど) および新興工業国 (当時の日は、いまのような「先進国」などではなく、あくまで妙にがんばってる後進国もどきだった) である日やユーゴに使節団を送りだし、その親玉にチ

    チェ・ゲバラ広島行きの謎、および三好徹『ゲバラ伝』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2023/08/07
    ゲバラいい話 / 山形氏の是々非々の態度は自分も見習ってるつもりで山形氏に対してもそのように接して氏のコロナ関連の放言にTwitterでいちいちツッコミ入れてたら氏にブロックされたのだった。
  • ぼくは「モンティ・ホール問題」がよくわからない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    10月24日に、Change to Hopeというイベントがあって、スティーブン・ピンカーが来日して基調講演をする……予定だったのがコロナで来れずオンラインになってしまったんだが、ぼくがその司会役、というか質問係をおおせつかったのでした。 www.change-to-hope.com で、これは新著『人はどこまで合理的か』をベースに最近のネタを散りばめる講演で、ぼくも付け焼き刃でざっと読んでみました。基は、人はいろいろ数学パズルみたいなものにごまかされて合理性を発揮しにくくなる部分があるのだ、という話や経済学的な合理性の話などで、あとは合理性がいかにしてこれまでの人類の発展を率いてきたか、これからも理性をちゃんと使ってがんばらないといけないよ、というもの。一般向けの講義をまとめたものだそうで、人によっては知ってる話ばかりでつまらないかもしれない。まったく知らなかった目新しい話はない。類書

    ぼくは「モンティ・ホール問題」がよくわからない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2022/10/31
    ハギーはゲームに参加と言っても自分が選んだドアが開けられる可能性あるから山形とは違うゲームをやってる。モンティ・ホールは山形が選んだドアを開けないルールなので。山形は選択変更ハギーは変更しないが正解。
  • フィッシャー・ブラック『ノイズ』とファイナンスの教え - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    いま訳している分厚いがもう、話があっちとびコッチ飛びして、結局どこに行こうとしているのか、そもそも何のなのかもときどきわからなくなっきて、いまは一生懸命『マヌ法典』なんか読んでおりますが、うーん。 分厚いから当なら集中して片づけたいんだが、ついつい意識もあっちとびコッチ飛びしてしまいまして、しばらく前に目移りした先が、フィッシャー・ブラック「ノイズ」。ものすごくおもしろいので、全訳しちゃったよ。 cruel.org フィッシャー・ブラック「ノイズ」(1986) pdf版 論文として専門誌に掲載はされているけれど、実際にはこれ、当時ブラックがファイナンス学会の会長講演として行った講演。だからですます調で訳してある。そして講演だから、むずかしい数式とかはぜんぜんないので、すらすら読めます。 ところで、フィッシャー・ブラックってだれ? MBAもどきのファイナンスの勉強をした人なら、オプショ

    フィッシャー・ブラック『ノイズ』とファイナンスの教え - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2021/04/02
  • クルーグマンのはずれた「未来予測」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ちょうどリドレー『人とイノベーション』を読んでいるところで、なかなかおもしろい。 人類とイノベーション:世界は「自由」と「失敗」で進化する 作者:マット・リドレー発売日: 2021/03/05メディア: 単行 これについては、またきちんと書く機会もあるだろうけれど、ピンカー、ロンボルグ、ファクトフルネスの人、その他、自由と理性と進歩の可能性を重視する論者としてだんだん勢力を増しつつある一群の一人として、基的にぼくのものの見方とほぼいっしょではある。 さてそのリドレーがときどきネタに持ち出すのが、だれあろう、ポール・クルーグマン。インターネットなんか大したことないよ、という話を彼がしたのをしょっちゅう持ち出して、経済学者に先のことなんかわからない、と言われている。でも具体的に何を言っているんだろうと思って、例によってまた掘り出してきて訳してしまいました。 cruel.org うーん。ま

    クルーグマンのはずれた「未来予測」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2021/03/31
    『人妻とイノベーション』人妻??/全然直す気配ないと思ったら釣りっぽいなこれ… https://twitter.com/hiyori13/status/1368571790734225411
  • ハーバート・サイモン『意思決定と合理性』の翻訳がひどすぎなので、訳し直してあげました。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ハーバート・A・サイモンって個人的にとても好きなんだけれど、こないだふと『意思決定と合理性』という短そうなを手にとったら、いやあ、唖然としてその後ワナワナするくらい翻訳ひでえわ。 意思決定と合理性 (ちくま学芸文庫) 作者:ハーバート・A. サイモン発売日: 2016/01/07メディア: 文庫 このひどさについては、アマゾンのレビューでさんざん書かれている通り。ちゃんと自分で読んで意味がわかるように訳せよー。 あまりに腹がたったので、原書を買って冒頭部を自分で訳しはじめてしまったわ。 ハーバート・A・サイモン『人間活動における理性』 冒頭十ページほどだけど。アマゾンレビューで具体的に挙げられている問題箇所は含まれてる。細かい話ではあるけど、そんなわかりにくい言い方は何もしていないと思うんだけどなー。 タイトルは、理性じゃなくて合理性にしたほうがいいかな。やりながら考える。最後まで続くか

    ハーバート・サイモン『意思決定と合理性』の翻訳がひどすぎなので、訳し直してあげました。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2020/09/23
  • スノーデン自伝 訳者ボツ解説 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    しばらく前、といってもコロナ前だからはるか昔のように思えてしまうけれど、かのエドワード・スノーデンの自伝を訳したのでした。NSAに気がつかれないよう、原文はタイプ原稿コピー、著者名も偽名、これについてネットで絶対話をするなという条件つきで、しかも少し急かされたこともあり、なかなかおもしろうございました。 スノーデン 独白: 消せない記録 作者:エドワード・スノーデン発売日: 2019/11/30メディア: 単行 さて、このには訳者解説はない。でも実は、事前に有識者に送ったレビュー用の見版には、訳者解説があった。そして、出版社が販促用に作ったページにも、一時は訳者の解説が全文掲載されていた。 www.kawade.co.jp それがなぜ上のページから削除され、実際のからも訳者解説が消えたのかというと……スノーデン側から物言いがついて、なんでもあの訳者解説はスノーデンに対して disr

    スノーデン自伝 訳者ボツ解説 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2020/09/08
    「あの訳者解説はスノーデンに対して disrespectful であるから消せ、と言われた」
  • 『ゲバラ日記』=ボリビア日記 全種類比較 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary チェ・ゲバラのボリビア時代の日記、通称『ゲバラ日記』は、邦訳が8種類もある。特に原著の直後1968年に出た5冊は、真木訳を除いて翻訳権がどうなっているのかまったく不明。いちばんありそうなのは、キューバ政府内でもそもそも権利の帰属が不明確/気にせず、プロパガンダとして他のバージョンを黙認、奨励したというもの。が、真相はいまとなっては闇の中。 また翻訳の中身も様々。コスパ的に最高なのは三一新書/中公文庫の真木嘉徳訳。訳も問題なく、付属資料も完備。最も最近に出た中公文庫の平岡新訳版は付属資料はまあよいが、細かい翻訳のミスが多い。その他、全邦訳に目を通してレビューしてみました。 はじめに 先日読み終わった、長大なチェ・ゲバラ伝の書評を書いて、まとまりがないと述べたところで他の伝記とかにも目を通したところ、むしろこれはかなりいいのではという印象に変わってきた。で、

    『ゲバラ日記』=ボリビア日記 全種類比較 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2020/05/16
    角川版しか読んだことなかった。いまいちなのか。。
  • AI ハリー・ポッターの衝撃 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    『ハリー・ポッターと巨大な灰の山らしきものの肖像』 AIにハリポタ全巻喰わせて、新作を生成させたそうな。まあご覧あれ。 Botnik Studios こいつを見て、あまりに感動してしまいました。この支離滅裂、異常な構想力、唐突な破綻ぶり。デスイーターたちが何だか知らないけど無意味にやおいらしきものを始めるところ。人工知能には創造性がないとかいっている連中がいるけれど、これでも、あるいはアルファゼロの囲碁でもそうだけれど、むしろ人工知能が明らかにしているのは、ぼくたち人間の知能や創造性と称するものがいかに制約されていて、型にはまっているかということだと思う。ウィリアム・バロウズが人間の矮小な構成力とキャパシティでほんの片鱗だけやってみせたことを、人工知能は鼻くそほじりながら(比喩的に)一瞬でやってのけている。 追記:このプロセスについてもう少し詳しく見た人がいる。これは当にほぼカットアップ

    AI ハリー・ポッターの衝撃 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2018/01/09
    ハーマイオニーかわいそう。
  • Amazonレビューをサルベージした理由 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ここ一週間ほど、ずっとアマゾンのレビューをサルベージしていたんだけれど、その理由は突然すべてのレビューが消されてしまったから。個々のレビューが消されたことはこれまでも何度かあって、だいたいが酷評された人が文句を言ったことが多かったんだけれど、今回のはなんだかわからない。 アマゾンに問い合わせたところ、以下のようなお答えがきた。 Amazon.co.jpにお問い合わせいただき、ありがとうございます。 これまでのお客様のAmazon.co.jpコミュニティ内での活動を調査した結果、ガイドラインに違反していた行為がございましたので、このほど、ご投稿いただいておりました全てのカスタマーレビューを非掲載に変更させていただきました。今後は当コミュニティへのご投稿は行えません。 Amazon.co.jpでは、お客様のアカウントにおける活動状況を慎重に調査し、今回の判断を行っております。なお、この判断につ

    Amazonレビューをサルベージした理由 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2017/03/21
    一企業のサービスとはいえ実質公共の言論の場になっているなら運営が好き勝手に削除するのは問題あると思う。法的にそういうの規制できないもんかな。
  • SexyCyborg様インタビュー(というか独演会)記録 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    2016年12月20日 1400-1630 Holly’s Coffee @ 深圳 新世界購買中心 聞き手:高須正和、山形浩生 はじめに SexyCyborg様を知らぬ者は幸いである。えー、彼女は中国のエレクトロニクス/ホビイスト系maker界隈では知らぬ者のない存在で、チョイエロ的な工作が十八番。おかげでmaker系とは関係ないフォロワーのほうが多かったりするけど、アイデアも設計も3Dプリントもコーディングも全部自分でこなす実力者。ぼくも今回インタビューすることになるまでは、単なる色ものねーちゃんだと思っていたので、前日軽く調べ始めて目を白黒して居住まいを正しました。お見それしました。簡単な紹介は以下の動画参照。 SexyCyborg feature on China Daily 作品とかはこのimgurに上がっているのがいちばん多い。さらに彼女のすごいのは、筋金入りのオープンソース&フ

    SexyCyborg様インタビュー(というか独演会)記録 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2016/12/26
    意識も技術もテンションもウルトラハイでクッソおもしろいw しかしオヤジ二人おっぱいのこと聞きすぎだろ。
  • 田嶋『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』:意外や意外、ベスト級の解説書。色物に非ず! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    学歴貧困女子が読み解くピケティ (SAKURA・MOOK 2) 出版社/メーカー: 笠倉出版社発売日: 2015/05/08メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見る 見た瞬間、まあろくでもない色物だと思うのは人情でしょう。高学歴貧困女子がこんな問題抱えているというのを、おちゃらけマンガをからめつつ、ピケティをいい加減につまみいしつつ書いて、『21世紀の資』とは何の関係もない代物になってるんだろうと思うじゃない? ついでに、この田嶋智太郎という著者監修者、アマゾンで見るとこれまでのは、見るからにお馬鹿のインチキ臭漂う、FXで儲ける方法とかのお手軽投機ばっか。書がまともなものになっているとは、とうてい思えませんがな。 その見方を裏付けるのが、なんだかいきなりついているアマゾンの読者レビュー。他の解説書は『21世紀の資』に縛られているが、これはそうじゃないって言われ

    田嶋『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』:意外や意外、ベスト級の解説書。色物に非ず! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2015/05/19
    マジか。批判らしい批判が「ピケ子ちゃんがまったく活かされてない」点しか挙げられてないとは…
  • ピケティにからんで日本の格差について - 山形浩生 の「経済のトリセツ」

    21世紀の資 作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行この商品を含むブログ (107件) を見る ピケティがらみの話で、そろそろデータを見た人が反論を始めている。そして、日の状況はちがう、日はまれに見る平等社会、日は格差が開いていないどころかかえって狭まっている、よってピケティなんかダメ、という議論をしている。 さて、ピケティを盲信して格差、格差、この世の終わりだ資主義の宿痾だ革命だマルクス様の復活だついでにアベノミクス許さんとさわぐのはたいへん愚かで恥ずかしいことなので、やめていただきたいところ。金持ち儲かるんだろ、知ってたぜ、常識だフン、どうせオレたち貧乏人はいくら頑張ってもダメなのよ、ついでにアベノミクス許さん、とかいった間抜けな発言は、ツイッターくらいにとどめておいてほしい。 その意味

    ピケティにからんで日本の格差について - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2015/03/10
    「格差」データの切り取り方や解釈について。
  • ピケティあんちょこ、あげよう。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    21世紀の資 作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行この商品を含むブログ (107件) を見る 某所のために作ったピケティあんちょこ、みんなにもあげよう。そこらの解説より詳しいよ。いずれこれをベースに書いてもいいけど、まずはこれで。読書会とかしてる人々はご活用ください。 ピケティ『21世紀の資』訳者解説 v.1.1 (pdf, 686kb) ピケティ『21世紀の資』訳者解説 v.1.1 印刷用 (pdf, 624kb) ちょっと加筆してバージョンアップしました。あと、印刷用バージョンも作った。トナーが節約できます。(02.02) 山形浩生の「経済のトリセツ」 by 山形浩生 Hiroo Yamagata is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承

    ピケティあんちょこ、あげよう。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2015/01/31
    そういやあの本、訳者解説なかったよね。最初に読もうと思ったのに。
  • テレビの台本。生放送だと、非常に細かく作り込むのね。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    日経プラス10台(やめてくれとのお達し。残念!) こないだピケティがらみでテレビの生放送に出たんだけど、こんなに細かく台作るんだねー。これまでテレビに数回出たときは録画だったので、言いたいこといってあとでそれが編集されて使われる形式だったから、こんな細かく指定はなかった。あと、放送中断の場合とか、あらかじめきちんと決められてるんだね。なるほどなるほど。 山形浩生の「経済のトリセツ」 by 山形浩生 Hiroo Yamagata は Creative Commons 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

    テレビの台本。生放送だと、非常に細かく作り込むのね。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2014/12/23
    公開をッ 許可するまで 『21世紀の資本』で殴るのをやめないッ! とかやって許可とったんだろうか。
  • 消費税引き上げ前夜に:2014年の経済ジャーナリズム (月刊Journalism 没原稿) - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Journalism 2014年1月号 出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2014/01/10メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る もうすぐ消費税率引き上げなので、その前に昨年末に書いた原稿をアップしておく。朝日新聞の雑誌「Journalism」が、2014 年の経済ジャーナリズムについてということで、要求通りのものを書いたのですよ。 ところが、ゲラまで直したあとで、いきなり編集長判断でボツ、とのこと。 その後、実際の雑誌が出たのを見たところ……とにかく全編、なんでもいいからとにかく安倍政権批判をしなくてはいけない、という至上命令が下った模様。群の音だ、秘密保護法でやりたいほうだい、政権の私物化だ云々。全部そんな記事ばっかり。え、2014年のジャーナリズムのあり方についての特集じゃなかったんですか―― ジャーナリズムは秘密保護法に反対しなくてはならない、よって

    消費税引き上げ前夜に:2014年の経済ジャーナリズム (月刊Journalism 没原稿) - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2014/04/01
    2014年の経済ジャーナリズムの展望というテーマで、山形氏の原稿がボツになって浜矩子氏の原稿はOKだったと。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。/葉巻が出たーー!!
  • あらためて、オリンピックに経済効果なんかないこと。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    昔、Voiceに、オリンピックに経済効果なんかないし、無理して誘致すべきでない、というコラムを書いた。 オリンピックには経済効果なんかありません。(2007/05) 2007年の話で、ここで話題にしているのは、2016年リオデジャネイロオリンピックが選ばれたときの話。ぼくが言ったとおりアメリカ大陸になったでしょー。 で、その中で話題にしている研究というのは、以下のものだ。 Jeffrey G. Owen (2005) "Estimating the Cost and Benefit of Hosting Olympic Games: What Can Beijing Expect from Its 2008 Games?" The Industrial Geographer, Volume 3, Issue 1, p. 1-18 こうやっても君たちは読まないだろうから、ざっと訳してあげまし

    あらためて、オリンピックに経済効果なんかないこと。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2013/09/10
    リフレ政策うまくいくなら再来年くらいまではともかくそれ以降は完全雇用に近付くから「経済効果」は帳消しになるのか。施設については他の都市よりは東京の方がツブシは効きそうだけど。
  • ブッシュ『as we may think』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    コンピュータの古典文献シリーズ。名前は何度も聴いたことがあったが、実物を読んだことはなかったので、見つけたついでに訳してみました。ハイパーテキストの概念を最初期に提案した文章として有名。 ものすごくアナログで古くさい部分(トランジスタもテープレコーダもできてない時代の文だから当然なんだけど)と、いまも通じる思索の部分との混在ぶりがおもしろい。文中の熱電管というのはつまり真空管のことね。ブッシュは弾道計算のプロジェクトで、デジタルコンピュータよりアナログコンピュータを使おうとしたそうで、あんまりデジタルという発想が全面には出ていないけれど、先進的なことを早い時期に考えていたのはよくわかる。あとメメックスって、何かすごい語源でもあるのかと思っていたら、「いい加減につけた」の一言でおしまい。わははは。マイクロフィルムを使うシステムを考えていたのか……バベッジの解析機関を再現する試みみたいに、メメ

    ブッシュ『as we may think』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2013/03/26
    タイトル誤訳説「「我々が考えるように」と訳されるのが通例…実際に読んで見ると、ぜんぜんちがう…「こういう考えもあるよ」とか「こう考えて見ましょうか」くらいの感じじゃないの?」
  • 鈴木『なめらかな社会とその敵』ヒース『ルールに従う』:社会の背後にある細かい仕組みへの無配慮/配慮について、あるいはツイッターでなめ敵とかいって喜んでる連中はしょせんファシズム翼賛予備軍でしかないこと - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    なめらかな社会とその敵 作者:鈴木 健発売日: 2013/01/28メディア: 単行 未来のための社会像? 『なめらかな社会とその敵』の想定読者は三百年後の未来人。そこからすれば評者は未開の土人だ。しかしその未開人にも、謙虚な筆致に隠れた著者の熱意と意気込みはわかる。新しい通貨システムの案出など、ジョン・ローの不換紙幣やデヴィッド・チャウムの電子通貨以来かもしれない。しかもその射程はそもそもお金の意味すら変え、社会自体の変革を夢見る遠大なものだ。 著者は、題名通りのなめらかな社会を夢見る。人々の有機的なつながりがたもたれ、様々な関係性の途切れない世界。現代のお金による取引はそれを荒っぽく分断する。投票も一かゼロかの粗雑な選択を迫る。だが、インターネットを使えば、お金も投票もまったくちがった形態を持ち得る。関係性を保ち、様々な評価のフィードバックもある通貨システムもできる。粗雑でない細やか

    鈴木『なめらかな社会とその敵』ヒース『ルールに従う』:社会の背後にある細かい仕組みへの無配慮/配慮について、あるいはツイッターでなめ敵とかいって喜んでる連中はしょせんファシズム翼賛予備軍でしかないこと - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2013/03/26
    『生物都市』は未読だけどスタートレックで似たようなのが抵抗は無意味だとか言ってた気がする。/あれ、生物都市収録したその短編集、amazonで買った形跡あるわ。どこいった…
  • 数年前のできごとなど。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    数年前に、確かあれは何かアート系の宴会だったと思うんだが、顔を出したことがある。ぼくはあまり有名ではないし、あまり知った顔もいなかったんだけれど、まあ何人かとちょろちょろ立ち話をするうちに、ぼくより少し若そうな――そうだな、五つくらい若かったのかな――人物とちょっと話をはじめて、しばらくとりとめもない会話をしたあとで、当然ながら名刺交換とは相成った。相手は、どっかの大学の英米文学の講師かなんかで、だったらぼくのことも聞いたことくらいはあるだろう、とこちらの名刺を出したところ…… 相手は突然顔色を変えた。 「え! 山形浩生さん、なんですか? あなたが??」 ぼくは一般にかなり怖い人だと思われているらしいので、ときどき外見が普通のおっさんなので驚かれることはある。でもその顔色の変え方と口調は、そういう純粋な驚きではなく、むしろ顔面蒼白のヤバイ感じの驚きだった。 そして彼はいきなり 「それはまず

    数年前のできごとなど。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2013/03/05
    >id:contractio あるんだ…
  • ゲンロンサマリーズ:訴えられないといいね。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    人文書を要約しただけのものをメルマガにしちゃうんだって。剛気だね。ぼくの知る限り、それをやって訴えられて負けた例があったはずだけれど、もちろん雑誌も出している人だからそんなことは十分承知で、何か対策を打ってあるんだろうね。 でも、まずは自分の長ったらしく言い訳がましいをパワポ三枚くらいに要約するところから始めたらどうかなあ。 山形浩生の「経済のトリセツ」 by 山形浩生 Hiroo Yamagata is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.

    ゲンロンサマリーズ:訴えられないといいね。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    rna
    rna 2012/12/02
    あずまんについては小林篤『足利事件』の解説がひどかったのでこの人に要約されても… というのが一番の問題だと思う。本人の許可をとるのならダメ要約はボツになる仕組みなのかなぁ。