1.告発内容の概要 本件は、告発者が、講師(当時)(以下「調査対象者」という。)に対し、WEB上に公開されている平成17~18年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書概要を見て、同報告書概要に記載されている実験内容の紹介を依頼したり、本研究の実施場所等について照会したりしたところ、回答に窮した調査対象者が当該研究を実際には施行していないことを告白し、発覚したものである。当該研究分野教授による調査対象者への真偽確認を経て、部局調査委員会を設置し、調査対象者の聞き取り調査及び書面調査により事実関係の調査を行い、その後、全学調査委員会(懲戒の審査委員会を兼ねる)において、部局調査委員会報告書の内容確認及び懲戒処分の検討を行った。 2.本調査の体制、調査方法、調査結果等について (1)調査委員会による調査体制 部局調査委員会 4名 全学調査委員会 6名 ※事件が発覚した平成22年当時の