はじめに この記事はRuby Advent Calendar 2019の8日目の記事です。 昨日の記事は @Nymphium さんのRubyでもalgebraic effectsがしたい!でした。 この記事は、C++でのRuby拡張実装について、つらつらと書いている記事になります。 内容としてはTataraというRubyで型を使えるライブラリを作ってみたで紹介した自作Ruby拡張を作るにあたって得たC++でのRuby拡張実装知見の記事になります。 Ruby拡張って? 皆さんが普段使っているRuby(ここではCRubyのことです)はCによって実装されています。ですので、Cを使ってRubyの拡張機能を作成することもできます。 つまり、Cで既に作成されているライブラリなどをRuby拡張として作成することができるというメリットがあります。CでRuby拡張を実装した場合、Rubyで実装するよりも高速