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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/mit_sloan (28)

  • 「通じる英語」でいいんですよ - My Life After MIT Sloan

    先日書いた「日企業は「社内公用語=英語」しないと世界でもう生き残れない-My Life in MIT Sloan」について。 私も完全に納得してこう書いてるわけではないが、ポジションを取った以上、主張は正しく理解されたいと思うので、書いてみる。 まず文中でも書いているように、「日企業」といっても、日市場だけではっていけないような産業や、日人以外を積極的に採用しないと10年、20年後には困る産業における日企業を対象に書いている。 これは大企業に限らず、中小企業でも当てはまるところは沢山あると思うが、全ての日企業がそんな状況に直面している、とは全く思っていない。 ましてや「日という国で英語を公用語化する」というのはまったく別の話だ。 しかし、それ以前に重大な誤解がある様子。コメント欄や下記のようなエントリを読んで思ったのだが、「社内で英語を公用語化する」ということ自体に誤解があ

  • 「一流企業の正社員」も流動化ができる社会へ - My Life After MIT Sloan

    先日の「日企業が復活するためには、労働の流動化は必須」には、コメント等色々反応を頂きました。 はてなTwitterなど、アクセスログからたどれるものも大体読みました。 皆さん、有難うございます。 私は、労働問題は素人で、新聞を読んで分かる程度の知識しかないです。 ただ、企業の組織変革をどう進めるか、を考えると、どうしても避けられない問題だから、ここで議論してます。 更に今はアメリカにいるから、日でどういう議論が行われてるか、ってことも全部は把握してないし。 だから、皆さんのコメントや専門家の方の記事はとても参考になります。 あまり労働問題に踏み込むと、企業変革の話から外れてしまうので、外れない範囲でもう一度議論してみようと思います。 1. まず、既に流動化が進んでる「派遣・請負」分野と、進んでない分野を分けて議論したい 進ませるべきは、来なら新しい事業を起こせる力を持った人たちの流

  • 英語で通じないと思ったときは「説明的に」考えるのがコツ - My Life After MIT Sloan

    今日は英語の話を。 単語力や英語表現が身についても、「日語なら何となく伝えられることが、英語だと伝えられない」と苦労する人は多いと思う。 日語で考えたことを、そのまま英語に訳そうとして、変な英語を勝手に作って相手に通じなかったり、 対応する訳語が無いので詰まってしまったり、とか。 この場合、「英語でモノを考えろ」とアドバイスする人は多いのが、いきなり英語でモノを考えようなんて無理に近い。 どうすればいいか? ということで、私が普段英語を話すときに気をつけてることを紹介。 私は2年前にアメリカに来て、初めて英語100%の環境になった時に気づいたのは、 日語って余り説明しなくても、擬態語とかで何となく通じてしまったりするが、英語ではそうは行かない、ということ。 それで「英語で考える」とは、日語で何となく言える内容を説明するべく考えることなのだ、と気がついた。 具体的には、 1. 日

  • 電子書籍はフォーマットとアプリを制したものが勝つ - My Life After MIT Sloan

    というのが、私の現在の仮説だ。 特に、電子書籍に出遅れた感のある日の出版社が、どうやって電子書籍業界の趨勢を帰られるか、と考えると、 フォーマットとアプリを押さえ、圧倒的な機能を持たせて、ユーザのベースを奪うことが鍵、と私は思っている。 ちょっと大胆な仮説だし、これだけではイミフメイなので、ちゃんと解説するデス。 1. 電子書籍では、「」はコンテンツ、フォーマット、アプリ、デバイスの4層に「モジュール化」。 今までのようにコンテンツと流通を押さえても、勝てなくなった。 そもそも、電子書籍化で何が一番大きな事件だったか。 それは、今まで、一つの物理的実体として垂直統合されていた「」が、 コンテンツ(の中身)、フォーマット(.pdfとか.azw)と、それを読むためのアプリ、デバイスの4層に 「モジュール化」されたことで、競争環境が全く変わってしまったことである。 この「モジュール化」に

    電子書籍はフォーマットとアプリを制したものが勝つ - My Life After MIT Sloan
  • 新しいことを始めようとするとケチつける人は世界中にいます - My Life After MIT Sloan

    研究でも、起業でも、社内での新しいプロジェクトでも、新規サービスでも、 何か新しいことを始めようとすると、外野から何かとケチがついたりする。 例えば、私が例の修士論文を書き始めた頃は、MITの先生とかは面白いと肩押ししてくれたのだが、 中には「それ、何が新しいの?そんなの10年前から言われてるよ。やる意味あるの?」と言ってくる学生もいた。 ボストンのような学術の街でもこうなんだな、というのは少し驚きだった。 私が書いたのは、コンサルファームにいるとかで、業界全体を色んな角度から良く見ているひとなら、 一度は考えたことがあるかもしれない、良く見られる業界の現象だった。 しかし、現状ではその現象に名前も付いてないし、メカニズムもちゃんと解明されてないので、ちゃんと研究する意味があると私は思ったわけだ。 で、取り組んだ結果、その分野の最先端にいる何人かの先生に、これは面白いから、修論で終わらせず

  • 日本のソフトウェア産業は「製造業」 - My Life After MIT Sloan

    これは、MIT SloanのCusumano先生がでも授業でもよく言ってる話。 面白いから忘れないうちに書き記しておく。 Cusumano先生は、Microsoft SecretやPlatform Leadershipで有名なソフトウェアビジネスの研究者。 日の企業研究も色々されているし、一橋大学のビジネススクールで何年か教えてらしたりした日通でもある。 そのCusumano先生が、ソフトウェア産業への取り組み方を比較して、こんなことを言っていた。 Europe: Software as a science -ヨーロッパにとってソフトウェアは「科学」 Japan: Software as production -日のソフトウェアは「製造業」 India: Software as a service -インドのソフトウェア産業は「(プロフェッショナル)サービス」 U.S.: Soft

  • 世界のマクロ経済指標の変化が超わかりやすいアプリ-GapMinder - My Life After MIT Sloan

    これはMITの先生に教えてもらったサイト。 世界の国々のマクロ経済指標の変化がひと目でわかる、という優れものアプリ-GapMinder http://www.gapminder.org/world/ あらゆる経済学のサイトの中でも、特に優れている、ということで近年注目を浴びているサイトだ。 経済指標の歴史がすぐ分かる視認性の良さだけでなく、見た目にも美しく、さらに遊んで楽しい、素晴らしいサイト。 超オススメ。 あ、でも1度見ると1時間くらい遊んじゃうと思うから、覚悟して望むように(笑) でもこのサイトで遊んでいるだけで、マクロ経済について色々なことが学べる。 (更にその年に何が起こったかを調べるためのWikipediaがあれば万全) いろんな種類の指標があるのだが、ここでは一番メジャーな、縦軸に平均寿命を、横軸に一人当たりGDPをとったグラフをご紹介。 平均寿命はその国の国民の健康状況を表

    世界のマクロ経済指標の変化が超わかりやすいアプリ-GapMinder - My Life After MIT Sloan
  • 出版社が早急に実現すべき電子教科書とは - My Life After MIT Sloan

    先日、田原総一郎さんがこんなTweetをされていた。 ある出版社から話が聞きたいと呼ばれた。教科書が電子教科書になる流れがある。これを一つ持てば小学校から高校までどんな科目も全部間に合う。そこで出版社としてはこの流れをなんとかして止めたいと思っているのだ。電子教科書になれば紙や印刷はおろか出版社の存在も危なくなってしまうからだ。 出版社・・・当にそんなこと思ってる? むしろ逆なのに。 出版社が紙の教科書にこだわりすぎると何が起こるか? 今は出版社が抱え込んでいる当にコンテンツを作成する能力がある人たちが、そんな出版社に愛想をつかし、だんだんインターネットや電子書籍の世界に行ってしまうだろう。 前の記事「電子書籍はフォーマットとアプリを制したものが勝つ」でも書いたが、 電子書籍で一番大きな事件は、コンテンツが流通やデバイスと完全に切り離されたことだ。 (そのために「の在庫」という概念が

    rockstyle
    rockstyle 2010/06/17
    自発的にいくらでも学べる辞書より情報が多い教科書
  • わたしは「クラウド・ネイティブ」 - My Life After MIT Sloan

    世の中には、意味が広がりすぎて何を指すのか良く分からなくなっている言葉があるが、 最近では「クラウド」はその代表的なものだろう。 米国ではずいぶん前から、個人がソフトウェアとかを出来る限りダウンロードせず、Webアプリを活用したり、 メールもメールソフトを使ってメールをダウンロードせずに、GmailなどWebメールだけを使ったり、 自分のデータを全てEvernoteやDropboxなどのWebストレージに保存して、手元にデータを置かないようにしたり、 という、「個人が手元のコンピュータにデータやプログラムを置かずにWeb上のものを利用する」 一連の行動もCloudと呼ぶようになった。 ネットにつながってないと使えないので不便ではあるが、 場所を変えたり、パソコンを変えても、全く同じデータと機能を使えるという便利さが、次第に受け始めている。 ところが、最近の日では、それ以上に意味を拡張した

  • 日本にシリコンバレーが必要な理由 - My Life After MIT Sloan

    最近、私はどこに行っても「日に帰ったら、日にシリコンバレーを作る仕事をする」と言っている。 私が余りに熱く語るものだから、ほとんどの人の反応は「すごい。それは面白い!」なのだが、 中には「そんなことしてどうなるの?」「何それ、起業家の楽園を作るとかそういう意味?」という懐疑的な反応もある。 だからそろそろ、私の立ち位置を明らかにしておいた方がいいかと思い、ブログに書くことにした。 私が「日にシリコンバレーを作る」と言うとき、その意味は、 シリコンバレーのように、起業家、経営のプロ、資技術、人材が有機的に結びついている。 だから優秀な人が起業しやすく、必要に応じて人材・技術・資を補給しながら成長しやすい環境。 ということ。 以前のブログ記事でも何度も書いてきているように(代表例)、シリコンバレーやボストンのような起業家の街にはこの環境がある。 だから、起業家がどんどん生まれ、しか

    rockstyle
    rockstyle 2010/06/04
    なるほどなぁ。「停滞している日本の経済成長の「山椒」として絶対に必要だと思うから。」でも唯一これでまとめた点はしくじったな。俺は山椒入ってるとうな丼食べる気なくす
  • 人は男に生まれるのではない。男になるのだ。 - My Life After MIT Sloan

    って、ボーヴォワールが「第二の性」の中で言ってたフレーズのパクリ。 「人は女に生まれるのではない。女になるのだ。」と彼女は言って、 「女性らしさ」が社会的に作られたプロトコルに過ぎないと主張したのだ。 一方、現代社会では、女性も男性が多い世界で生きていくのに、逆に「男」を演じないとならないことが多々ある。 コミュニケーションのとり方や仕事の仕方・動き方だけではなく、話す内容まで。 男が大半を占めるコミュニティでは、話の内容がグラビア女優のことであっても、 えっ?って顔をして、相手に女性を意識させるようなことが憚られる場合も多々ある。 このような状況に適応していくうち、マンガ「働きマン」の主人公、松方弘子のように 「先輩、それって男目線ですよ」と後輩男子にまで言われるようになる。 しかし、こうやって「男」を演じるのって男性も一緒なんだな、と気が付いたのは、大学生のある時期だった。 男の人だっ

  • 文系の研究論文をはじめて書く方のための覚書 - My Life After MIT Sloan

    皆様、大変ご無沙汰しました。 ついに3日前、人生二度目の修士論文を完成して提出しました。 最後の1週間は、文字通り、朝起きた瞬間から夜寝るまでずーっと論文で作業している状態でした。 そして印刷に出してついに提出。 提出後のまる2日間は昼・夜といろんな方(MBAの学生から教授まで)とお会いしてお事した以外は、 10時間寝たり、ラテン系とクラブに踊りに行ったり、マンガ読んだりと自堕落な生活。 流石にそろそろ社会復帰したくなったので、まずはブログからはじめることに。 最初はまず、今回の修士論文を書いていて、経営・ビジネス分野の研究をするのに大事なお作法を、 自分への覚書としてまとめておこうと思う。 文系全般の研究について言えると思ったので、こういうタイトルにしたけど、 経営・ビジネス分野のローカルルールもあるかもしれないし、逆に理系研究にも役立つし、 そもそも仕事全般に当てはまるようなこともあ

  • 若者が起業しにくいなら、起業しやすい社会に変えていけば良い。 - My Life After MIT Sloan

    最初に書くと、この記事は「ではどうやって起業しやすい社会にするか」ということを書くのではなく、 問題解決の考え方について書くつもり。 「どうやって起業しやすい社会にするか」は私も現段階では、はっきりこれだ、という解は無い。 (いや、あったらすごいんだけど) そういう意味では、タイトルは「青年の主張」に過ぎず、特に内容はないかもしれない。 (アラサーの癖に「青年」でいいのかは要議論) それでもこれを書こうと思ったのは、少しでも世の中の議論を「問題解決をする方向」に持っていきたいと思ったから。 1.「若者に起業を勧めるべきか否か」を問うても、問題は何も解決しない。 解決指向型の問いをすべきである Web上で話題になっている、2chひろゆき氏のエッセイを読んだ。 若者に起業を勧める嘘つきな大人たち-ひろゆき@オープンSNS 私は、ひろゆき氏の主張は非常によく理解できるし、納得できる。 以前「ど

    rockstyle
    rockstyle 2010/04/29
    恋愛でも、仕事でもそうだが、 「絶対に出来るはず」という根拠の無い自信とパワーが、信じられないほどの力を生み出したりするのは、 歴史を見ても確かなのだ。
  • 日本や欧州にシリコンバレーが出来ない理由とその対策 (2/2) - My Life After MIT Sloan

    お待たせしました。 前回記事「日や欧州にシリコンバレーが出来ない理由とその対策 (1/2) - My Life in MIT Sloan」 の続きで、ポール・グレイアムの論文を使って、日の状況を考察します。 前回は、シリコンバレーが成功した5つの要因として、 1. 移民に寛容であること→日は× 2. 豊かな国でインフラが充実→日は◎ 3. 警察が権力を持った国ではないこと→日は? 4. 大学が優れており、起業家コミュニティの中心として優良な技術・人材を輩出→日は△ 5. 人材の流動性が高い(解雇が容易に出来る)こと→日は× というのを見てきました。今日はその続きです。 6.雇用契約の意味が希薄で、自由→ 日は×~△ The problem in more traditional places like Europe and Japan goes deeper than th

  • 人が組織のために倫理を犯してしまう時-クリステンセン教授のメッセージ - My Life After MIT Sloan

    米国ではゴールドマンサックスの不祥事が連日のように新聞の一面をにぎわせている。 それに関連して、先月、「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン教授が、MITで講義をしたときに話していた内容を、忘れないように書いておく。 クリステンセン教授の授業は4回シリーズで行われた。 2時間の長時間授業だが、400人収容のホールが前シリーズに渡って満席で、立ち見も。 「イノベーションのジレンマ(Innovator's dilemma)」や続編「イノベーションの解(Innovator's solution)」 に書かれていた内容に加え、2000年代に行われた彼の研究が主な講演内容。 確か3回目の講演で、授業のうち30分を使って教授がした話。 スライドには「Don't Go Jail」と書いてある。 「私のハーバード時代の同級生のうち、3人もが逮捕された。まだ服役中の人もいる。 一人はインサイダー

    人が組織のために倫理を犯してしまう時-クリステンセン教授のメッセージ - My Life After MIT Sloan
  • 今、米国MBAに行く意味はどれだけあるのか - My Life After MIT Sloan

    論文執筆に追い込まれていて、最近全くブログが書けないけど、連休なので、今日は一書いてみる。 4月に入り、どのビジネススクールもRound 2の合格者が決まりつつある。 ずっと長い間MBAのために準備を進めてきた方には喜びひとしおでしょう。 Waitの方も強力にプッシュし続けると、追加で受かることが多いようなので、お勧めします。 さて、MBAに向けて頑張って勉強している人の気を削いではいけないと、遠慮していた記事を。 ずばり、今更アメリカのMBAに行って、何のメリットがあるのか。 いや、どうしたらメリットがあるように出来るのか? 米国MBAに留学する価値、そもそもこの時代に米国に留学や仕事を求めて行くことの価値については、 いろんな方が、批判的な意見を書いている。 私に言わせれば「そんなの、留学する人がどうMBAという場を活用するかで違うでしょ」である。 もっと言うと、 「MBAに来て、旅

    今、米国MBAに行く意味はどれだけあるのか - My Life After MIT Sloan
  • 語学の才能 - My Life After MIT Sloan

    スペイン語のクラスが3週目に入ったが、早くも落ちこぼれ気味である。 やっぱり、まじめに予復習して、勉強しないと。 なめてちゃダメだ。 一方で、ルームメートのYEは、日語のクラスを取っているのだが、彼女の進歩は目覚しい。 同じペースで授業を取ってるはずなのに、何であんなにしゃべれるようになるのか。 週末に一緒に出かけたときも、「あの犬はかわいいです」とか「今日は面白かったです」とか言ってくる。 一緒に暮らしてるから、彼女の日語はクラスでの勉強だけ、というのは知っている。 それなのに何でこんな短期間に過去形までマスターしてるのか、驚いた。 語学って、才能ってあるよなー、と思う。 いや、自分が出来ないことの言い訳ではなく。 高校時代まで、自分の英語が出来ないのは、努力が足りないのだと思っていた。 女子高で、周りにまじめな子が多かったので、みんな英語も良く勉強していたし、私も頑張った。 NHK

  • 自分を変えたいときに、まずやるべきこと - My Life After MIT Sloan

    一部の人は意外に思うかもしれないが、私は自分が当にダメな人間だと思うことがしばしばあり、 よく、自分を変えよう、と努力している。 しかし、意志が弱いため、うまく行かないことがたびたびある。 そんななか、昨日Twitterで@ohmaebot (大前研一の言葉を流している)から、なるほどと思う言葉が流れていた。 人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。 この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。 全くその通りだと思ったので、自分のメモがてら解説。 1. 時間配分を変える 自分を変えようと思ったとき、単に「これからは○○しよう」と思っても、ほとんどの場合意味がない。 ちゃんと自分の生活の中で、○○するための時間をちゃんと確保しないとダメだ。 例えば「これからはちゃんと運動しよう」と

  • じゃあ中高の英語教育をどう変えるべきか考えてみる - My Life After MIT Sloan

    前回の記事「日の中高の英語教育がマイナスにしかならない件について」は、すごい反響でした。 コメント欄、Twitterともに反響や情報をくれた人は有難う。 ブログってメディアは、みんながコメント書くことで、全体として考えるネタを提供する「集合知」のひとつだと思ってるから、何にせよ参考になります。 さて、私の唯一の反省は、 現場で英語の授業改善を頑張ってる先生方がこれを読んでどう思うか、を余り考えずに書いたこと。 私は「問題がある側も頑張ってるはずなので、出来ないのは何か別の理由があるはずだ」というスタンスだ。 このブログでも、常に問題のある側にも共感し、建設的な問題解決を示していく、というやり方を取っている。 以前の記事でも書いたけど、共感がなければ、当の問題にたどり着かないので、問題は解けない。 それが、この記事ではそのスタンスを破って、学校の英語の先生を浅く批判してる部分が多かった。

  • 日本や欧州にシリコンバレーが出来ない理由とその対策 (1/2) - My Life After MIT Sloan

    せっかく起業話が盛り上がってるので、続けてみたい。 前回の記事「どんだけマッチョじゃないと起業できないんだ、日は- My Life in MIT Sloan」にも書いたが、 私のスタンスは、日人の文化や性質という解けない問題ではなく、 仕組みやシステムを作るという解きやすいところから解決していこう、というものだ。 そもそも、日人は多少アメリカ人より保守的かもしれないが、一般的には心優しい。 (だから「小町」で見知らぬ大学生にアレだけ説教が来るのだ。) しかし、その人たちは、金出してくれるVCを知ってるわけでも、技術を持ってる人を紹介できるわけでも、 優秀な人材を紹介できるわけではない。 ところがボストンやシリコンバレーでは、企業を支援できるスキル、知識、ネットワークを持った人がたくさんおり、 「起業したい!」と言うと、こういう具体的な方法で助けてあげられるひとがたくさんいる。 こうい