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人類学に関するrodoriのブックマーク (5)

  • 既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書

    万物の黎明 人類史を根からくつがえす (翻訳) 作者:デヴィッド・グレーバー,デヴィッド・ウェングロウ光文社Amazonこの『万物の黎明』は、世の中にはやってもやらなくてもいいようなクソどうでもいい仕事で溢れているのではないかと論を展開した『ブルシット・ジョブ』で知られるデヴィッド・グレーバーの最新作にして、遺作となった大作ノンフィクションである(単著ではなく、考古学の専門家デヴィッド・ウェングロウとの共著)。今回テーマになっているのは、サブタイトルに入っているように、「人類史」だ。 多くの(特に売れている)人類史には、環境要因に注目したジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』や「虚構」をテーマにしたユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』のように「わかりやすい切り口」が存在するものだが、書(『万物の黎明』)の特徴の一つは、数多語られてきた「わかりやすい切り口」の「ビッグ・ヒストリ

    既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書
  • 人間狩り・奴隷制・国家なき社会[第1回]/酒井隆史×中村隆之×平田周

    酒井隆史 × 中村隆之 × 平田周 第1回 「グレゴワール・シャマユー/アンチ・フーコーのフーコー主義者」 編集部より 記事は2021年11月5日、下北沢の書店「屋B&B」で行われたオンライン・イベント「わたしたちは「人間」であって、人間ではない?」を再構成したものである。 半年以上前に開催されたイベントをここに再録するのは、この5月6日に、この記事内でも大きく取り上げられる思想史家・グレゴワール・シャマユーの『統治不能社会――権威主義的ネオリベラル主義の系譜学 』(信友健志訳、明石書店)という現代政治理論におけるひとつの達成とも言える書物が翻訳・出版されたことを記念する意味も込めている。 再録は全3回に分け、今回は第1回「グレゴワール・シャマユー/アンチ・フーコーのフーコー主義者」を掲載、以降、第2回「オレリア・ミシェル/奴隷制とレイシズム」、第3回「ピエール・クラストル/国家をも

    人間狩り・奴隷制・国家なき社会[第1回]/酒井隆史×中村隆之×平田周
  • マンガ『望郷太郎』×中沢新一「格差が生まれる前、人類はこう生きていた」(中沢 新一,山田 芳裕) @gendai_biz

    21世紀、未曾有の災害で地球は壊滅的な打撃を受け、世界は初期化された。グローバル企業創業家の御曹司・舞鶴太郎が人工冬眠から目覚めたのは、500年後の世界。 愛する家族も、富も権力も失い、人生のすべてが無に帰した。男は絶望の淵から這い上がり、「生きがい」を求めて、祖国「日」を目指し歩き始める……。 『へうげもの』の山田芳裕がパンデミック時代に放つ、衝撃のハルマゲドン・コミック『望郷太郎』。狩猟採集生活が復活した「未来の部族社会」で繰り返される、人類の、そして文化の根源とは? 今回、待望の第2巻発売を記念して、人類学者・中沢新一が解説文を特別寄稿。テーマは第二部のキーとなる概念「ポトラッチ」。人類が一度は失ったこの風習が、なぜ未来世界で復活しているのか? 知的興奮に満ちたコラボレーションが幕を開ける! 「ポトラッチ」とは何か 北アメリカ北西海岸にはチムシアン族、ハイダ族、トリンギット族、サリ

    マンガ『望郷太郎』×中沢新一「格差が生まれる前、人類はこう生きていた」(中沢 新一,山田 芳裕) @gendai_biz
  • 宮台真司の『ニトラム』評:無差別殺戮事件の背景を神話的に描き出した稀有な作品

    世界中を震撼させた無差別殺戮事件の背景を神話的に描き出した稀有な作品 〜ジャスティン・カーゼル監督『ニトラム/ NITRAM』~ 【この種の作品の製作と批評の難しさ】 こうした作品を製作するのは難しい。凶悪な犯人に寄り添う作品は、人々に彼を理解する ことを求める。だが理解を表明すれば、凶悪犯を擁護しているとして炎上しかねない。加えて、自分も同じような境遇だと感じる人々が似た犯罪に動機づけられる可能性さえある。 同じ理由で、こうした作品を批評するのも難しい。上記の理由に加えて、作品のシニフィエである社会について論じることを要求されることも、批評する側の重荷になる。作品内の物語や映像構成や視座や世界観を論じるだけでは、逃げたと見做されてしまうのである。 それでも、こうした作品は作られる必要があり、批評される必要がある。似たような無差別殺戮が繰り返される背景にある僕らの社会が抱えている問題を、映

    宮台真司の『ニトラム』評:無差別殺戮事件の背景を神話的に描き出した稀有な作品
  • 片づけの谷のナウシカ - 風の谷のアニミズム | ウェブマガジン「あき地」

    ときめかないモノたち、それはゴミとなる 所有者にとって「ときめき」が感じられなかったモノ、つまり、こんまりが感謝の気持ちを念じて捨てよ、と唱える衣類やなどは、その直後、ゴミに転じる。より一般化して述べれば、気に入ったため、必要のため、あるいはその他何らかの理由で個人のもとに集まってきたモノは、その場に滞って不用あるいは用済みとなり、やがてゴミに変化(へんげ)する。 現代日では、ゴミを気の向くままに、勝手に捨てることはできない。ゴミを片づけることは、たいそう骨が折れる。ときめきが感じられなかったモノの処理もまた、今日では重大事なのである。燃やせたり燃やせなかったり、再資源化したりという処理のしかたの違いと、大きさや量などに応じて分別し、決まった曜日と時間に、決まった場所に、決まったやり方で、ゴミは出さなければならない。ゴミとなったモノが、私たちの暮らしの舞台である周囲の自然環境を汚したり

    片づけの谷のナウシカ - 風の谷のアニミズム | ウェブマガジン「あき地」
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