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人類学と映画に関するrodoriのブックマーク (1)

  • 宮台真司の『ニトラム』評:無差別殺戮事件の背景を神話的に描き出した稀有な作品

    世界中を震撼させた無差別殺戮事件の背景を神話的に描き出した稀有な作品 〜ジャスティン・カーゼル監督『ニトラム/ NITRAM』~ 【この種の作品の製作と批評の難しさ】 こうした作品を製作するのは難しい。凶悪な犯人に寄り添う作品は、人々に彼を理解する ことを求める。だが理解を表明すれば、凶悪犯を擁護しているとして炎上しかねない。加えて、自分も同じような境遇だと感じる人々が似た犯罪に動機づけられる可能性さえある。 同じ理由で、こうした作品を批評するのも難しい。上記の理由に加えて、作品のシニフィエである社会について論じることを要求されることも、批評する側の重荷になる。作品内の物語や映像構成や視座や世界観を論じるだけでは、逃げたと見做されてしまうのである。 それでも、こうした作品は作られる必要があり、批評される必要がある。似たような無差別殺戮が繰り返される背景にある僕らの社会が抱えている問題を、映

    宮台真司の『ニトラム』評:無差別殺戮事件の背景を神話的に描き出した稀有な作品
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