社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』を加筆・再構成し書籍化した映画批評集『正義から享楽へー映画は近代の幻を暴くー』が、2016年12月27日にリアルサウンド運営元・blueprintより刊行された。同書では、『シン・ゴジラ』『クリーピー 偽りの隣人』『バケモノの子』『ニュースの真相』など、2015年から2016年に公開された作品を中心に取り上げながら、いま世界に生じている変化などを紐解いている。さらに、黒沢清、富田克也&相沢虎之助との特別対談も収録。 このたびリアルサウンド映画部では、著書の宮台真司にインタビューを行い、長らく中断していた映画批評再開の理由から、トランプ現象とリベラルへの見解についてまでをじっくりと語ってもらった。(編集部) 「僕が言う「実存批評」の出番だ、やっと言いたいことが言える」 ――連載『宮台真司の月刊映画時評』を再構築した