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ブックマーク / www.classicajapan.com (2)

  • 「読んでいない本について堂々と語る方法」(ピエール・バイヤール著/大浦康介訳/筑摩書房) - CLASSICA - What's New!

    ●「げげ、そろそろ夏休みが終わるのに、まだ読書感想文を書いていないし、課題図書も読んでいない!」。8月も終盤に突入、そう頭を抱えている生徒の皆さんも多いのでは。大丈夫、安心してよい。当ブログを読んでくれている中高生諸君のためにステキすぎる一冊を紹介しよう。「読んでいないについて堂々と語る方法」(ピエール・バイヤール著/筑摩書房)。これがあればなど読まずして、すいすいと感想文を書ける。そればかりか、読書について、あるいは批評について、見識を深めることができる。まれに見る読書家オスカー・ワイルドは一冊のを読むのに適した時間は10分だと書いた。ポール・ヴァレリーは自分がをほとんど読まないことを公言し、むしろ読書の危険性を指摘して「作品も作者も必要としない」という批評概念を披露した。 書物にたいするヴァレリーのこの不信感は、まずは伝記類に向けられている。ヴァレリーは、文学批評の領域では、広

  • 「レヴィ=ストロースと音楽」(ジャン=ジャック・ナティエ著/添田里子訳/アルテスパブリッシング) - CLASSICA - What's New!

    ●リーバイ・ストラウス、じゃないや、「レヴィ=ストロースと音楽」(添田里子訳/アルテスパブリッシング)。著者は「音楽記号学」のジャン=ジャック・ナティエ。音楽と神話は言語が生んだ兄弟であるとして、音楽と神話にホモロジー(相同性)を見出すレヴィ=ストロース。いくつかの章を拾い読んだところだが、さすがにレヴィ=ストロースが音楽について語った部分はおもしろい。なにしろラヴェルの「ボレロ」を「平らになったフーガ」(!)として構造化されているっていう人なんだから。 ●とはいえレヴィ=ストロースの言葉だけ拾ってると必然的にぜんぶ孫引きになってしまうわけで、だったら原典を読めばいいじゃないの、これナティエのなのにそれってどうよってことになりかねないわけだが、それでも堂々と拾ってしまおう、ナティエの読者じゃないから。こののカバー自体にも「音楽じたいが人文科学の最後の謎となり、人文科学はそれに突き当たっ

    「レヴィ=ストロースと音楽」(ジャン=ジャック・ナティエ著/添田里子訳/アルテスパブリッシング) - CLASSICA - What's New!
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