本書は、ひとりの女子大学生が、生成AIのChatGPTを使って100日にわたり、1日1本ずつプログラム(アプリ)を作り続けた挑戦の記録である。私は74歳になるマンガ家だが、50歳以上も年齢が離れた著者の文章を、自分のことのようにハラハラドキドキしながら読んだ。私もChatGPTのヘビーユーザーで、一番多い利用法がPythonのプログラミングだからである。 私は最初、マンガのプロット作りなどにChatGPTを使っていたが、ふと思い立って「スカッシュゲームのプログラムを作ってください。言語はPythonでお願いします」とプロンプトに打ち込んでみた。ChatGPTでプログラミングができることは知らず、お試しのような気分だった。 するとChatGPTは、20秒ほどでPythonのプログラムを表示したではないか。このスピードにはショックを覚えた。拙著『ゲームセンターあらしと学ぶプログラミング入門 ま
