若冲がおよそ10年の歳月を費やして制作した『動植綵絵』。その名前の通り数多の動物と植物で 画面全体が埋め尽くされているようです。当時(1700年代)の最高級の画材を惜しげもなく用いている為 21世紀の現在に至っても目を瞠るばかりの美しさに圧倒されます。意外と実物は大きく縦約150cm、 横約80cmもあります。元々は京都の相国寺に『釈迦三尊像』と共に寄進されたもの。天明の大火や 廃仏毀釈などの難を逃れ現在は宮内庁が所蔵(三の丸尚蔵館)皇室の御物として今に伝わっています。 ←拙blog「弐代目・青い日記帳」で書いた若冲関連の記事をまとめてあります。 『動植綵絵』に命名しようという企画もやってます。 味もそっけも無い日本画のタイトルでは『動植綵絵』の素晴らししが上手く伝わりませんよね。 ということで、皆さんに新しい作品名をつけてもらおうという企画です。 若冲だったら作品同様愉