[東京 22日 ロイター] - ソフトバンク は売り先行。同社が32.4%出資する中国の電子商取引大手、アリババ・グループ・ホールディング が19日、米市場に上場し、終値は公開価格に対し約38%高い93.89ドルまで上昇する人気ぶりを見せたが、いったんの材料出尽くし感が出ている。ただ、巨額な含み益が下値を支えるとの見方も多い。 ソフトバンクはアリババ株を7億9774万株保有している。初日の終値93.89ドルで試算すると、保有するアリババ株の時価総額は749億ドル(訂正)、日本円では8兆1641億円(1ドル109円で計算)にのぼる。購入価格は20億円だった。 ソフトバンクの孫正義社長はアリババについて「ヤフー と同じように、グループにとっては欠かすことのできない戦略的コアカンパニーだ」(5月7日の決算会見)と説明。当面、売却予定がないことを明らかにしている。 ただ、過去を振り返ると、1996
