米国政府機関によるクラウドサービスの調達が、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)からIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)に拡大する。そして連邦調達庁(GSA)が公開するIaaSのRFQ(見積もり依頼書)を分析すると、政府が求めるIaaSの仕組みが「Amazon EC2」に酷似していることがわかった。 米国政府機関の“調達検討リスト”に入っているクラウドサービスがどのようなものかは、連邦調達庁(GSA)が開設するカタログサイト「Apps.Gov」(図1)で把握できる。 Apps.Govはオバマ政権によるクラウド活用政策(フェデラル・クラウド・コンピューティング・イニシアティブ)の一環として、2009年9月に開設された。同イニシアティブは、クラウド活用によって政府機関におけるシステム導入の速度を向上させ、システムの拡張性を確保すると同時に、コストも削減することを目指す
米国の情報システムコントロール協会(ISACA)が現地時間2010年4月7日に発表した企業のリスク管理に関する調査結果によると、米国IT専門家の45%がクラウドコンピューティングはメリットよりリスクの方が大きいと考えている。メリットの方が大きいとする回答者は17%にとどまり、38%は同等と答えた。 1809人のIT専門家を対象に調査を実施したところ、ミッションクリティカルなITサービスにクラウドコンピューティングを利用する予定があると答えたのはわずか10%だった。重要度が低いITサービスに利用する予定の企業は15%、いずれのITサービスにも「利用する予定はない」という企業が26%にのぼった。 経済の不確実性が残る中、多くの企業はハイリスク・ハイリターンには消極的だ。78%のIT専門家は、2010年のITプロジェクトでは2009年と同等以下のリスクに抑えなければならないと考えている。 ITリ
米調査会社のIDCが、IT部門の管理職とその事業部門の従業員に対して「社内のどんなソフトウェアがクラウドに移行する可能性が高いか?」について問い合わせた調査結果を発表しました。 そして次のような順序で企業内のアプリケーションがクラウドへ移行していくのではないか、とう結果を発表しています。 コラボレーションツールからビジネスアプリケーション、そして個人ツールへ 上記のグラフを元に、IDCではソフトウェアがクラウドへ移行していく順序を次のように解説しています。かいつまんで見てみましょう。 Web Apps/Sites and Collaboration are already there. WebアプリケーションやWebサイト、そしてコラボレーションツールは、すでにクラウド化されています。これは多くの人が同意し、ほとんど異論はないでしょう。 Data/Content is the next b
ガートナーが「クラウドについて問い合わせの多い業種トップ20」を紹介していると、ブログ「徒然モデリング」で紹介されています。 ガートナーのThomas Bittman氏のブログにポストされた「Cloud Computing Inquiries at Gartner」によると、毎日寄せられるクライアントからの質問の中で、過去12カ月で1000件以上に達するクラウドについての質問をエンドユーザーの業種別にランキングすると、以下のようになるそうです。 Financial services (12%) Manufacturing (10%) Business and management services (10%) Telecommunications and equipment (9%) Government (7%) Insurance (6%) Oil, gas and electric
米Forrester Researchは新しい報告書において、クラウドベースのサービスを検討する際は慎重になるよう、企業に促している。早くから採用した企業は、自社のデータがどこにあるのか分からない、サービスを変更すると決めた場合データがどうなるのか分からない、サービス事業者が顧客のプライバシーをどう守ってくれるのか分からないといった、多くの障壁に突き当たっている。 Forresterの報告書「How secure is your cloud?」(そのクラウドはどの程度安全か)によると、クラウドベースサービスを検討する企業は、サービス事業者と契約する前に、セキュリティ、プライバシー、法的問題についてはっきり理解しておく必要がある。情報セキュリティとコンプライアンス上の優先事項についてチェックリストを作成し、組織的ニーズをクラウドサービス事業者のポリシー/手順と照らし合わせるよう、企業に促して
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