インドの首都ニューデリー近郊ノイダにある工場で、スマートフォンを組み立てる作業員(Miguel Candela/SOPA Images/LightRocket via Getty Images) インドは価格競争力や豊富な労働力を生かし、さまざまな産業で規模と能力を拡大しており、未来の輸出製造大国として急速に台頭している。米コンサルティング大手ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が報告書で述べた。 航空機製造分野では、米ボーイングがインドからの調達を増やしており、同国に製造施設の設立を検討しているとも言われている。デンマークの風力発電機世界最大手ヴェスタスは、インド南東部のスリペルブデュールに2つの工場を新設した。また、米電気自動車(EV)大手テスラは、インドからの19億ドル(約2800億円)相当の自動車部品の調達を倍増させようとしている。 インドの輸出品では、スマートフォンを含