地球から約1200万光年離れた楕円銀河「ケンタウルス座A(Centaurus A)」の中心には、太陽の5500万倍という巨大な質量を持つブラックホールが存在しています。 これは地球にもっとも近い活発な活動を続ける超大質量ブラックホールです。 西オーストラリア州の奥地に設置されたマーチソン広視野アレイ(MWA)望遠鏡は、そんな巨大なブラックホールのジェットの全貌を撮影することに成功しました。 このブラックホールの噴火とも呼ぶべき炎は、地球の夜空で満月16個分に相当する範囲に広がっています。 研究の詳細は、2021年12月22日付で科学雑誌『Nature Astronomy』に掲載されています。