南米ブラジルが記録的な大干ばつに見舞われている。アマゾン川の水位がこれまでにないほど下がり、岩の上に人間などの絵が刻まれた2000年前のものとも考えられるペトログリフが川底から姿を現した。 干ばつを巡っては、水温が上昇したことでアマゾン川流域に住むイルカが100頭以上命を落としている。交通や物流も混乱したり、漁業をできなくなったりするなど、40万人以上の住民にも影響が出ている。 英紙ガーディアンによると、今回の歴史的な水位の低下でペトログリフが出現したのはネグロ川の川底。ポント・ダス・ラジェスという遺跡があるところで、擬人化された顔や水を描き表した彫刻が見つかったほか、溝がある岩も確認でき、石器を作る場所だったとも考えられるという。
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