幸か不幸か日本には「かわいい」という言葉が存在する。外見はもちろん、猫や犬、最近では男子にすら「かわいい」を連発する日本の女子たち。定義が曖昧にもかかわらず、消費されまくっている「かわいい」について、識者がどう考えているかを掘り下げていくこの企画。 第1回目は、「現代の魔法使い」として活躍中の落合陽一さん。2015年11月に発売された著書『魔法の世紀』が話題です。今回は書籍のなかで印象に残った「美意識の変化」をキーワードに「かわいい」の未来についてうかがってみました。 落合陽一(@ochyai) 1987年生まれ。メディアアーティスト、研究者。筑波大学図書館情報メディア系助教 デジタルネイチャー研究室主宰。筑波大でメディア芸術を学んだ後、東京大学を短縮終了(飛び級)して博士号を取得。総務省より異能vationに選ばれた。2015年World Technology AwardのIT Hard