DVDの後継をめぐり、東芝/NEC陣営のHD DVDとソニー/松下陣営のBlu-ray Diskが火花を散らしている。どちらもハイビジョン画質の動画を記録できる大容量のディスクというのが売り文句だ。しかし数年後には、この2種類のディスクでさえ容量が小さいと思う時代が来るかもしれない。 光学ディスクの開発を行うオプトウエアは2月3日、ホログラム技術を利用した新ディスク「HVD(Holographic Versatile Disc)」規格の標準化を行う団体HVDアライアンスを設立すると発表した。標準化を進め、2006年6月に容量200GBの新ディスクを製品化する計画だ。 HVDはオプトウエアが開発したホログラム記録方式、コリニアテクノロジーを利用した光ディスク。現行のDVDがディスクの記録層の表面に点を描く形でデータを記録するのに対し、ホログラム記録方式は厚みのある記録層にデータを立体的に記録