ITを活用すれば、地域通貨の可能性がさらに広がる――総務省と地方自治情報センターが7月26日に開いた「地域通貨で街づくり」でこんな意見が出た。 都内で開かれたシンポジウム「地域通貨で街づくり」。地域通貨を発行するNPOの代表者や総務省の担当者などのディスカッションに、約200人の参加者が耳を傾けた 地域通貨とは、住民同士のお手伝いのお礼や、公共施設での料金割引、地元商店での買い物などに利用できる、地域限定の通貨。地域コミュニティーや地域経済の活性化に役立つとされており、国内でも300種類を超す通貨が流通している。 ITを活用した地域通貨の先駆けは、姫路市のNPO「千姫プロジェクト」が2001年に発行を始めた地域通貨「千姫」。現在、300人以上のユーザーがいる。 千姫を利用するにはまず、IDを取得し、専用Webサイトにログインして「できること」「してほしいこと」を書き込む。ユーザー同士のでき