12月13日のWinny開発者による幇助に関する判決について 12月13日の午前、ファイル交換ソフトWinnyの開発公開に関する開発者の刑事責任を審議する裁判の判決が出された。私は、ITmediaから本件に関する寄稿依頼をうけ、さらに前日に京都新聞からコメント依頼されたことや、CPSR(社会的責任を考えるコンピュータ専門家の会)の山根信二氏から記者会見時にマスコミに私のことを紹介する旨うかがっていたことから、きっとジャンジャン電話がかかってきて大変なことになると覚悟し、仕事着に着替えて机に座って電話を待っていた。ところが京都新聞から予定通り電話が一本来ただけで平穏な冬の昼下がりになって、私はなんともフンワリした気分のままお茶をすすってたりしてたわけ。 少しすると、判決後の様子などがネットを経由して伝わってきた。この記事でもみられるように、「不」「当」「判」「決」というA4用紙に一字ずつ印刷
米IBMは12月15日、家電製品販売の米Circuit City Storesとの提携を発表した。提携は、バーチャル世界と3D環境を小売業ビジネスモデルへ活用することを目的としたもの。IBMは、米Linden Labsが運営する3D仮想世界「Second Life」内に設置している複合施設を12月18日の週に一般公開予定で、Circuit Cityは、バーチャル試験店舗をIBMの複合施設内に設置する。 Circuit Cityのバーチャル試験店舗では、Circuit Cityの実際の店舗やオンラインショップで購入できる製品を3Dで陳列し、より豊かなオンラインショッピング体験を提供する。例えば、ユーザーがバーチャル世界内の自分の分身を使ってバーチャル店舗を訪れ、店舗内を歩きながら製品を選択、インターネットで実際に製品の注文や配達手続きを行う、といった実験が検討されている。また、ホームシアター
著作権法違反を幇助(ほうじょ)したとしてWinnyの開発者を有罪(罰金150万円)とする判決が、今月13日に言い渡された。「FLMASK 裁判」などの弁護人として知られ、ネット上の著作権に詳しい小倉秀夫弁護士に、この判決について一問一答形式でまとめてもらった。 ――まず、「罰金150万円」という結論についてはどう思いますか? 日本の刑事裁判官は無罪判決を下すことを極度に嫌いますから、おそらく執行猶予付きの懲役刑が言い渡されるのではないかと予想していたのですが、それと比べると軽かったです。 ――「FLMASK」(画像にマスクをかけたりはずしたりするソフト)の開発者は、執行猶予付きの懲役刑でしたよね。これと比べても軽い罪ですが、それでもWinny開発者は即日控訴しましたね。 FLMASKの時と違って支援者も大勢付いていますから、保釈金の返還を受けてその中から罰金を納めてそれでおしまいというわけ
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