イスラエル軍などによると、25日早朝、パレスチナ自治区ガザ地区からロケット弾が発射され、テルアビブ北部の町の民家を直撃し、7人が負傷した。同国中心部に向けたロケット弾の発射はこれまでほとんどなかったが、今月に入って今回で2度目の着弾。双方の応酬が激化するおそれがある。 現場は人口1千余りの閑静な集落。被害を受けた隣接する2棟の住宅は壁が大きく崩れ、屋根が吹き飛んでいた。地元メディアによると、この家に住む2人がけがをし、子ども3人を含む5人が軽傷を負った。 近くに住む男性(56)は「…
イスラエル軍などによると、25日早朝、パレスチナ自治区ガザ地区からロケット弾が発射され、テルアビブ北部の町の民家を直撃し、7人が負傷した。同国中心部に向けたロケット弾の発射はこれまでほとんどなかったが、今月に入って今回で2度目の着弾。双方の応酬が激化するおそれがある。 現場は人口1千余りの閑静な集落。被害を受けた隣接する2棟の住宅は壁が大きく崩れ、屋根が吹き飛んでいた。地元メディアによると、この家に住む2人がけがをし、子ども3人を含む5人が軽傷を負った。 近くに住む男性(56)は「…
自殺した孫のファトヒさんと、その3日後に生まれたワタンちゃんの写真を見せるサイエドさん。ファトヒさんの両親もPTSDに見舞われている=ガザ市内の自宅(佐藤貴生撮影) パレスチナ自治区ガザで5月、1人の青年が自殺した。長期化するイスラエルの隔離政策に加え、悪化の一途をたどる経済情勢などで精神的に追い詰められた可能性がある。トランプ米政権がエルサレムをイスラエルの首都だと認定して1年。米政権の支持を後ろ盾にイスラエルはガザでしばしば空爆を行い、住民はいつ始まるとも知れない爆撃におびえる。精神科医は「将来のガザの社会に深刻な影響が出るのでは」と懸念している。(ガザ市 佐藤貴生) ファトヒ・ハルブさん(20)は5月23日夜、ガザ市内の自宅近くの広場で焼身自殺した。聖戦(ジハード)で敵に殺された者は天国に行ける-というイスラム教の教えをふまえ、「狙撃されて殉教者になりたい」といってイスラエルへの抗議
(みすず書房・3456円) すべては想像から始まる 現代アラブ文学を専門とする著者による、パレスチナ問題をめぐるエッセー集である。封鎖が長く続き悲惨な状況に陥っている現代のガザのことを考えただけでも、明るい内容になるわけがないが、それでも希望に貫ぬかれているところが心を打つ。本書は、私たちが普通「文学」と考えるものについて論ずる部分は少ないが、未来を切り開く想像力の営みこそが文学だということを教えてくれる。 特に際立っている著者の姿勢は、ともかく現場に足を運んで、自分で見聞し、現地の人々と直接話をすること。分厚い辞書をひきながら机に向かって静かに本を読む、といった研究者の姿からはほど遠い。本書はある意味では、エジプト留学時代から数えて三〇年以上になる著者のパレスチナ探訪の経験を通じての自伝でもあり、その自伝がそのまま激動と惨禍に彩られた現代パレスチナの歴史にもなっている。本書のあちこちに、
【12月18日 AFP】「北朝鮮からのお客さんは80%オフ」──パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)のレストランが、こんな破格の大サービスを始めた。エルサレム(Jerusalem)をイスラエルの首都と認定したドナルド・トランプ米大統領(Donald Trump)を北朝鮮が非難したことへの感謝の気持ちだという。 ガザ北部ジャバリア(Jabalia)の難民キャンプでサリム・ラバア(Salim Rabaa)さんが経営するレストランの店頭には、「パレスチナの大義のために金正恩(キム・ジョンウン、 Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が果たした役割に感謝して、北朝鮮からのお客さんは80%オフ」との掲示が掲げられている。 もっとも、北朝鮮の人々が実際にラバアさんの好意を受け取ることはなさそうだ。ガザ地区当局によれば、イスラエルの包囲下にあるガザには北朝鮮国民も、北朝鮮の市民権を有するパ
写真は6月8日、パレスチナ自治区ガザ地区で、催涙ガス弾に直撃され、顔から煙を出している抗議デモ参加者(2019年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa) [13日 ロイター] - イスラエルとの衝突が続くパレスチナ自治区で、抗議デモに参加した男性が催涙ガス弾に直撃され、顔から煙を出していた。2018年を象徴する写真について、ロイター・カメラマンが撮影当時の様子を語る。 撮影したカメラマン:Ibraheem Abu Mustafa イスラム教の断食月ラマダンの最終金曜日にあたる6月8日、パレスチナ自治区ガザ地区のハンユニスの東で、ガザの住人が「帰還の行進」と呼ぶ抗議行動を取材しようと、他のカメラマンたちと待機していた。 私のいる場所から、何人かの抗議活動参加者がフェンスに向かって進んでいくのが見えた。イスラエル兵や車両が、フェンスの反対側のすぐ近い距離に配置されていた。抗議活動
デモでイスラエル兵に撃たれ、足を負傷した人々=ガザ市内の「国境なき医師団」の診療所(佐藤貴生撮影) 巨大な検問所を通過してパレスチナ自治区ガザからイスラエル側に出たとき、解放感のようなものを覚えた。住民が「ここは監獄。私たちは囚人だ」と話す心理が分かる気がした。ガザは対イスラエル強硬派のイスラム原理主義組織ハマスが実効支配しており、イスラエルは徹底的な封鎖政策を続ける。住民がガザを離れることはほぼ不可能だ。ハマスとパレスチナ自治政府も権力闘争に明け暮れ、置き去りにされた住民たちは言いようのない閉塞(へいそく)感を抱えている。(ガザ市 佐藤貴生、写真も) ■デモは地中海にも 2018年12月上旬、ガザ市街にあるシーファ総合病院。抗議デモに加わってイスラエル兵に撃たれ、負傷した人々が入院している病棟があった。「11月19日、北部の海沿いのデモに参加して撃たれた」。ベッドに横になったファイヤドさ
イスラエルとガザ地区の境界線付近で行われた抗議運動の最中に負傷した参加者を避難させるパレスチナ人の救急医療隊員ら(2019年2月1日撮影)。(c)SAID KHATIB / AFP 【2月2日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)とイスラエルとの境界付近で1日に新たな衝突があり、パレスチナ人32人がイスラエル兵に銃撃され負傷した。イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配しているガザ地区の保健当局が明らかにした。 同局の報道官、アシュラフ・クドラ(Ashraf al-Qudra)氏は、ガザ境界沿いで抗議活動を行っていた人々が銃撃されたが、全員命に別条はないと文書で発表。一方のイスラエル軍は、約「1万人の暴徒とデモ参加者」がガザ境界フェンス沿いの数か所に集まっていたと述べている。 パレスチナ人はこの1年近く、少なくとも週に1度のペースで境界フェンス沿いに集まって抗
イスラエルとの紛争がイメージされがちなパレスチナ自治区で、IT分野を中心とした起業の波が起きている。その潮流を担うのは、ハングリー精神にあふれ、「援助より仕事」を求める若者たちだ。高い教育水準や良質な人材に注目し、日本企業を含む外資もビジネスの可能性を探り始めている。 自治区のガザ地区で生まれ育ったパレスチナ人のIT企業社長の男性(37)は2005年、24歳のときに仲間と2人でソフトウェア開発やIT人材開発の会社を立ち上げた。その2年後、イスラム組織ハマスのガザ制圧を受けてイスラエルが進めた封鎖強化により、輸出入の道はほぼ閉ざされたが、「ネットなら世界とつながる」との考えを貫き、150人以上の従業員を擁する会社に成長させた。いまは政治的には敵対するイスラエルの企業の仕事も請け負う。男性は「我々に必要なのは国際社会の援助ではなく、子どもたちの未来をつくるための仕事だ。安定した雇用と生活は長い
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスなどの武装組織は13日、攻撃の応酬が激化していたイスラエルと停戦に合意したと発表した。イスラエルのメディアなどによると、同国当局者も合意を認めた。停戦はエジプトなどが仲介した。 合意を受け、13日夜から双方の攻撃はおさまりつつある。ただ、イスラエルは治安閣議を開き、必要に応じて作戦を続けるよう軍に指示。ハマスもイスラエルが攻撃すれば抗戦する構えで、情勢は見通せない。 イスラエル軍の特殊部隊が11日、ガザ地区に侵入して銃撃戦になり、ハマス軍事部門幹部を含む7人とイスラエル軍幹部1人が死亡した。ハマスなどは12~13日、イスラエル側に約460発のロケット弾などを発射し、1人が死亡。イスラエル軍は武装組織の拠点約160カ所を空爆し、7人が死亡した。2014年夏の大規模戦闘以来、最大規模の攻撃の応酬で、事態の悪化が懸念されていた。(エルサレム
イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区の境界付近で、ガザ側からのロケット弾が直撃して炎上したバス(2018年11月12日撮影)。(c)Menahem KAHANA / AFP 【11月14日 AFP】(更新)パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でパレスチナ武装勢力とイスラエルとの大規模な衝突が起きた問題で、同地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)などは13日、エジプトの仲介による停戦を発表した。ガザでは衝突が激化し、全面紛争に発展する恐れも出ていた。 一方、国連安全保障理事会(UN Security Council)はクウェートとボリビアの要請を受けて、今回の衝突をめぐり非公開の緊急会合を開いた。しかし外交官らによると、危機を収束させる方法について合意には至らなかった。米国が議論を認めなかったもようだ。 ハマスをはじめとする武装勢力は共同声明を出し、イスラエル
パレスチナ自治区ガザ地区の病院を訪れた、イスラエル軍との衝突で死亡したイスラム原理主義組織ハマスメンバーの息子の母親(2018年11月11日撮影)。(c)Said KHATIB / AFP 【11月12日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で11日、イスラエル軍による軍事作戦中にパレスチナ側と銃撃戦などの衝突が発生した。ガザの保健当局によるとパレスチナ人6人が死亡、イスラエル軍も兵士1人が死亡したと発表した。 パレスチナ当局によれば、銃撃戦はガザ南部ハンユニス(Khan Yunis)の東で発生。ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の報道官は「イスラエルによる卑劣な攻撃」だと非難した。死者にはハマス軍事部門の現地司令官1人も含まれるという。 イスラエル軍によると、ガザからロケット弾10発が発射されたことが確認され、うち2発はミサイル防衛システム
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く