ユダヤ教徒とイスラム教徒がともに働く「ソーダストリーム」 イスラエルのネタニヤフ首相が組閣に失敗した。総選挙期間中から、ヨルダン川西岸にあるユダヤ人入植地を併合する方針を明らかにするなど、パレスチナ危機悪化が危惧されていた中でのことだ。イスラエルは9月、史上初の再選挙を行うこととなった。 解決の糸口さえ見えないパレスチナ問題を抱えるイスラエルだが、実はユダヤ教徒やイスラム教徒がともに働いている企業がある。 自宅でも炭酸水を作れる機械のメーカーとして近年、世界一に急成長し、日本のテレビCMでもおなじみの「ソーダストリーム」だ。 この記事の画像(8枚) テルアビブから車で向かうと、その工場はガザ地区まで20キロほどしかない砂漠に突如現れた。周辺にはベドウィン(アラブの遊牧民族)の村があるだけの貧しい地域だ。失業率の高い地元ベドウィンの雇用に貢献しているだけでなく、工場には遠方からも多くの社員が
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