AI競争で中国は米国を追い抜き、欧州も米国や中国に戦いを挑んでいる。そんな中、イスラエルが急速に存在感を増している。イスラエルはデータ分析やソフトウェア、ハードウェア開発の分野で優秀な人材を多く輩出し、有望なスタートアップが数多く誕生している。 アナリストのDaniel Singerによると、イスラエルで機械学習やディープラーニング、コンピュータビジョン、自然言語処理、音声認識などを手掛けるAIスタートアップが2017年に調達した資金は約20億ドル(約2250億円)と前年から70%増加し、今年は既に15億ドルに達しているという。 AI領域では、過去5年間で毎年平均140社が誕生し、現在では950社以上がAIテクノロジーの運用や開発を手掛けているという。 過去5年のAIスタートアップのエグジットバリューは、1ディール当たり平均1億2100万ドルで、エグジットまでに調達した資金の5.6倍となっ