顧客100万人に「エネルギーのインターネット」、AIを活用 太陽光や蓄電池を統合、ニュージーランドとイスラエル企業が共同開発 ニュージーランドのエネルギー事業最大手であるVector社は5月4日、イスラエルmPrest社の「エネルギーのインターネット(IoE)」ソフトウエアに関し、豪州とニュージーランドにおける独占的権利を確保したと発表した。 Vector社は、mPrest社の「mDERMS」を共同開発し、顧客100万人以上に今後、家庭のエネルギー最適化、クリーンエネルギー利用のオプション、エネルギー取引といった新しいサービスを提供するという。 mDERMSは、mPrest社が開発したソフトウエアで、人工知能(AI)やビッグデータなどの技術に基づく。太陽光発電システムや定置型蓄電池、デマンドレスポンス(DR=需要応答)といった分散型エネルギー資源(DER)の管理を統合することが可能という。