【ニューデリー金子淳、エルサレム高橋宗男】インド首相として初めてイスラエルを訪問したモディ首相は、防衛・安保協力を前面に押し出さず、経済面の協力を強調し、イランや湾岸諸国などに配慮した。一方、イスラエル側は、モディ氏がパレスチナ自治区を訪問しないことを「大きな成果」と評価しており、政治的課題への関与を避けたいインドとの温度差もうかがわせた。 「今回の訪問は両国関係の『カミングアウト』(公表)だ」。インドのパワン・カプール駐イスラエル大使はインド紙にこう語り、訪問自体が「意義深い」と指摘した。
【ニューデリー金子淳、エルサレム高橋宗男】インド首相として初めてイスラエルを訪問したモディ首相は、防衛・安保協力を前面に押し出さず、経済面の協力を強調し、イランや湾岸諸国などに配慮した。一方、イスラエル側は、モディ氏がパレスチナ自治区を訪問しないことを「大きな成果」と評価しており、政治的課題への関与を避けたいインドとの温度差もうかがわせた。 「今回の訪問は両国関係の『カミングアウト』(公表)だ」。インドのパワン・カプール駐イスラエル大使はインド紙にこう語り、訪問自体が「意義深い」と指摘した。
【エルサレム高橋宗男】エルサレムの旧市街にあるイスラム教とユダヤ教の聖地で、イスラエルが警備のために導入した金属探知機を巡り、パレスチナ人らのイスラム教徒の反発が高まっている。金曜礼拝があった21日、旧市街のほかヨルダン川西岸など各地で抗議行動が起きた。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、東エルサレムなどで住民と治安部隊が衝突し、パレスチナ人の18歳の少年ら3人が犠牲になった。 金属探知機が設置されたのはイスラム教徒が「ハラム・アッシャリーフ(高貴なる聖域)」と呼ぶ一帯への入り口。イスラム教徒にとっては三大聖地の一つで、ユダヤ教徒にとっても「神殿の丘」と呼ばれる聖地だ。イスラエル側は21日、金曜礼拝に訪れた人のうち、50歳以下の男性を入場させなかった。
ニールセン、AIスポーツマーケティング新興企業のvBrandを買収 AsiaNet 69548 (1168) 【ニューヨーク2017年8月4日PR Newswire=共同通信JBN】 *vBrandの最新機械学習プラットフォームは、成長するニールセンスポーツ事業に統合され、スピードとスケールを強める。 ニールセン(Nielsen、NYSE: NLSN)は4日、スポーツ企画でブランドの露出と影響力を測定する機械学習プラットフォームを開発したイスラエルのテクノロジー新興企業、vBrandを買収したと発表した。vBrandとその技術はニールセンスポーツに完全統合され、同社の代表的スポーツサービスのSport24とSocial24のスピードとスケールを強めることになる。 Logo: http://mma.prnewswire.com/media/541824/Nielsen_Logo.jpg ニー
「テロリストに安息の地はない」。イスラエル諜報(ちょうほう)機関モサドの元長官、ダニー・ヤトム氏は、「自衛」のための先制攻撃の正当性を今も主張する。 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス。その政治部門代表のハレド・メシャル氏暗殺作戦は、1997年9月25日午前10時半に始まった。モサド工作員の2人は、ハマス本部が入居するヨルダンの首都アンマン中心部のビルの前でメシャル氏を待ちぶせた。車から本人と運転手、メシャル氏の子供3人が現れた。「想定外の事態が起きたら中止」。ヤトム氏は現場にそう伝えていたため、司令官は子供の姿を見て中止サインを送ったが、柱の陰になり工作員が見落とした。 「想定外」はさらに続く。工作員2人は事前に、イスラエルの街頭で予行演習を重ねていた。1人が炭酸飲料の缶を振って開け、通行人に泡を浴びせる。もう1人がその隙(すき)に、右手に包帯で固定した小型
「自衛」のための先制攻撃を国防理念に掲げるイスラエル。ネタニヤフ首相は、2015年7月の主要6カ国(米英仏中露独)とイランとの核合意を「弱腰」と酷評し、先制攻撃も辞さない強硬姿勢を強調してきた。だが現場では、首相直轄の諜報(ちょうほう)機関モサドがイラン核開発妨害のための「5正面作戦」を策定。米国と連携して空爆回避を目指し、交渉への地ならしを図っていた。関係者らが明かす当時の状況は、外交を支えるインテリジェンス(諜報活動)のダイナミズムと未来戦争の形を浮き彫りにする。【エルサレム大治朋子】 「(02~11年当時モサド長官のメイル・)ダガンは米国が参加しない(イスラエル単独の)イラン空爆には反対だった。私も彼を支持した」。イランによる核開発疑惑が現実味を帯び始めた00年代から、モサド幹部としてある作戦に関与した人物が語った。
危うい「自衛のため先制」 【エルサレム大治朋子】1997年、イスラエルの諜報(ちょうほう)機関モサドが隣国の友好国ヨルダンで、イスラム原理主義組織ハマスの当時の政治部門トップ、ハレド・メシャル氏(当時41歳)の暗殺を試みた。シナリオを描いた当時のモサド長官、ダニー・ヤトム氏(72)は毎日新聞の取材に詳細な舞台裏を明かした。それは、イスラエルや米国が「テロ対策」として正当化する「自衛のための先制攻撃」の危うさを物語る内容だった。(3面にクローズアップ)
北朝鮮関与察知、シリア核施設破壊 「与えられた時間は数日だった。資料を夜通し読み、(シリアで極秘に建設されている)その施設は北朝鮮北西部・寧辺(ニョンビョン)にあるのと同種の原子炉だと首相に答申した」。イスラエル首相直轄の「国家安全保障会議」元議長、アミドロル氏が振り返る。2007年夏、オルメルト・イスラエル首相は諜報(ちょうほう)機関が収集した写真や分析を検討。アミドロル氏を筆頭とする元軍幹部ら4人に諮問し、核施設の存在を確信したという。 シリアのアサド大統領は00年ごろから北朝鮮に接近。朝鮮労働党指導部メンバーがシリアを訪ね、核技術の売却を協議したとされる。イスラエルは03年、衛星写真でシリア東部デリゾールにある不審な建造物を確認。アサド氏は情報のオンライン管理を回避し、文書をバイクで運ぶなどローテク情報管理を徹底していたため、「04~05年ごろ、北朝鮮の約300人がいるのを確認したが
手術を受けられないまま亡くなったアフマド・シュバイルさんの勉強机。「高校に行くのを楽しみにしていた」と語る父親のシュバイルさんと母アマルさん=パレスチナ自治区ガザ地区で2月 拒んだ心臓病の少年、死去 「我々は君を助けるのだから、君も我々を助けてほしい」。イスラエルの病院で心臓病の手術を受けるため、イスラエルが封鎖するパレスチナ自治区ガザ地区からの出域許可を求めたアフマド・シュバイルさん(当時17歳)に、イスラエルの諜報(ちょうほう)機関シンベトは情報提供を求めたという。 アフマドさんは先天的な心臓疾患があり、2000~11年にかけて計3回、イスラエルの病院で手術を受けた。07年、イスラム原理主義組織ハマスがガザを制圧。イスラエルは「テロ対策」として人と物の出入りを規制し、ガザ市民はイスラエルの許可なく出域できなくなった。双方は過去10年で大規模戦闘を3回繰り返している。 新たな手術が必要と
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、3年前に激しい戦闘を展開したイスラエルに包囲され、パレスチナ自治政府(PA)の圧力を受け、ペルシャ湾岸諸国の外交対立に伴うカタールからの援助停止にも直面する。孤立状態を打開するため隣国エジプトの支援に活路を見いだそうとしている。 ハマスは2007年6月にガザ地区を武力制圧し実効支配を固めたが、多くの医療関係者、教員、民生部門の公務員らへの給与は、自治政府が支払ってきた。その数は現在も1万人以上に上るとされる。 自治政府は今年4月から、これら公務員らの給与を3分の1以上減額。早期退職を勧告するとの情報も発信した。公式な発表はないが、「対象は45歳以上」「対象者のリストに名前が載っている」といったうわさが駆け巡り、不安が増幅されている。
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの大規模な戦闘が終結して26日で3年が経過する。だがイスラエルの封鎖政策などで復興は遅々として進まず、ヨルダン川西岸を支配するパレスチナ自治政府(PA)がハマスへの圧力を強化するなど同胞間の対立も深刻化。ガザ地区200万人の住民は苦境に陥っている。 「鳥肉はどうだい」「こっちはモモだよ」。売り子の威勢のいい声が響きわたる。休日の金曜朝、シャティ市場は食材を求める買い物客であふれていた。
イランの核施設を訪問した当時のアフマディネジャド大統領(左から2人目)。周囲に見える円柱形のものがサイバー攻撃で破壊されたという遠心分離機=中部ナタンツで2008年4月9日、ロイター 「潜在的一匹オオカミ・テロ」抽出 イスラエルが占領・併合するヨルダン川西岸地区や東エルサレムでは、2015年の秋から冬にかけて20歳前後のパレスチナ人がイスラエル治安当局者らを襲撃する事件が相次いだ。治安当局者によると、「大半が衝動的で予測が難しい」。世界的にも、組織的背景がない「一匹オオカミ・テロ」への対応策が求められるなか、イスラエルは人工知能を活用した「潜在的テロリスト」抽出の技術を追求しているという。 信号傍受(シギント)や人的情報(ヒューミント)から「危険人物」をデータベース化する「プロファイリング」は約20年前から世界に普及した。これに加え、5年ほど前からは、インターネット上の膨大な情報(ビッグデ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く