「関心領域」 2024年5月24日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時10分より鑑賞(スクリーン9/D-11) ~強制収容所の隣で平穏に暮らす所長一家。常に鳴り続ける音が心をかき乱す ナチスによるホロコーストを描いた映画は数々あるが、近年の映画は工夫を凝らしたものが多い。80年以上も前の出来事を説得力を持って伝えるには、正攻法だけでは難しい。 カンヌ国際映画祭でパルムドールに次ぐグランプリに輝き、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞、音響賞の5部門にノミネートされ、国際長編映画賞と音響賞の2部門を受賞した「関心領域」も、実にユニークな工夫を施した映画だ。マーティン・エイミスの小説を原案に、「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」のジョナサン・グレイザー監督がメガホンをとった。 ちなみに、タイトルの「The Zone of Interest(関心領域)」は、