今から約10年後の2030年、IoT(インターネット・オブ・シングズ)やAI(人工知能)は今よりずっと暮らしに溶け込んでいる。そのとき、私たちの住環境はどう変わっているのだろうか――。 都市再生機構(UR)と東洋大学情報連携学部(INIAD)は2019年6月12日、2030年を先取りして具現化したスタートアップモデル住戸「Open Smart UR」の内覧会を実施した。記者がひと足早く未来を「体験」してきた。 センサーだらけは心強さの証し 東京都北区にある旧赤羽台団地。その44号棟の1室を改修した部屋は、スパイ映画に登場する基地のごとく、多数のセンサーが設置されていた。