依頼に応じて嘘の証明書などを作って架空の会社勤務を装う手助けをする「アリバイ屋」。一体、誰がどのような目的でこの業者を利用しているのでしょうか。 「住居を構えたいのですが、現在は定職がありません。LINEのところで申し込みをして、ここから始まりました」(Aさん) 建設現場などを渡り歩き、日雇いの仕事を生業としているAさん(58)。2年以上もの間、決まった住居を構えずに暮らしている。 「出張に行けば宿付きで仕事があったんで、仕事がないときにネットカフェとかそういうところで生活していたので。日雇いみたいな形で収入を得てますので、部屋を借りたいと思ったときに固定収入がないということで部屋が借りられない」(Aさん) そんな中、ある業者の存在に目が止まったという。 「スマホでいろいろ検索してたら“アリバイ屋”というものがヒットした」(Aさん) Aさんが見つけたのは「アリバイ会社」を名乗るK社のホーム