これだけ心を吸い寄せられる黒はなかなか作れないだろうと思っていたら、Appleはこのジェットブラックの背面をデザインするために、大量生産品とはおよそ思えない9つの工程、時間にして約1時間の製造プロセスを開発したという。 ジェットブラックのiPhone 7の見た目は、光沢感のある黒いエレガントな板。目立つ色と言えば、背面のフラッシュの白色とマナーボタンの奥のオレンジ色だけ。画面を消すとディスプレイは完全に本体の色に溶け込んでどこにあるのかすら分からなくなるし、背面のAppleロゴマークも光を反射させないとどこにあるのか分からない暗い鏡面仕上げだ。製品名やホームボタンさえ、使う時以外は完全に溶け込んでしまう。 頑丈なアルミ素材でありながら、かつてiPhone 3Gシリーズのような軽さを目でも感じさせる。もちろん、指紋がつきやすいという問題はあるものの、趣味のいいクロスを出して、美しい所作で汚れ
![林信行の「iPhone 7」先行レビュー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3c6fe4827f949e15eb87f059ade7b54c99a7dc89/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_pcuser.gif)