イノベーションという文脈で最も多く語られる企業のひとつが「ソニー」である。平井一夫社長就任以降、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」をはじめ、数々のイノベーションのための施策を行ってきた背景にはどのような哲学があったのだろうか。 「イノベーションの実現に一番必要なことは社員の“パッション”だ」 ソニー・平井一夫社長が「イノベーション100委員会」の会合で発した言葉はとても印象的だった。平井社長自身、ガジェット好きで、「『自由闊達』にして愉快なる理想工場の建設」という設立趣意書に共感してソニーに入社したという経歴だからこそ出た言葉であろう。 今回、平井社長に聞いたのは、イノベーション100委員会が掲げる「イノベーションを興すための経営陣の5つの行動指針」のうち2つに関することだ。ひとつは「社員が存分に試行錯誤できる環境を整備する」。 新規事業
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