<ハマスの攻撃に学生・教員・寄付者の見解が二分。大学における「個人の見解」はいいが、「集団の見解」はむしろ「学問の自由」にとって有害。また、「声高な人」が発言し続けなくてはならなくなる> イスラム組織ハマスがイスラエルにテロ攻撃を仕掛けたのをきっかけに始まった戦争は、全米の大学を動揺させてきた。 ペンシルべニア大学やスタンフォード大学、ハーバード大学といった大学の学長たちは、この戦争についての声明が不十分だとか、発表が遅すぎるとか、言いすぎたとか、間違いだとかいった非難を浴びている。 ■【動画】ハマスとイスラエルに関して非難を浴びたハーバード大学 を見る 長年の寄付者が大学の姿勢に不満を抱いて関係を断ち、過激な意見を表明した学生が就職の内定を取り消された。大学は学生を洗脳しているという意見もあれば、まともな道徳的な価値観を教えていないという批判もある。 果たして、このような状況における大学