今回の地震で最大震度5強を観測した富山県氷見市では、地面に埋めたパイプから放水し、道路の雪をとかす融雪装置の破損が相次いでいます。 雪に備えた対策として富山県氷見市は、総延長29キロの融雪装置を道路に設置し、32の区域に分けて管理しています。 担当する市の道路課が地震後に点検したところ、10日の時点で、全区域のうちおよそ半分にあたる17の区域で破損が確認されたということです。 このうち、氷見市北大町の市道では地震の影響で地面に亀裂が入り、亀裂の間からは融雪装置のパイプが割れている様子が確認できます。 市によりますと、現在は断水の復旧を優先して作業にあたっているため、修復のめどはたっていないということで、今後、雪が降った場合は業者に依頼して、融雪装置が使用できない道路も除雪することを検討しています。 道路の状況によっては除雪車が入れない場所も多くあり、今後、除雪ができるのかが課題となっていま